天地麗気記
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金剛寶山呪也 法中曰 羅多都婆阿尾畔欠阿□羅加佐□羽司夫□
翻訳対象外の理由
梵字・種字の専門校合を要する単位です。現段階では本文四層の翻訳対象外です。
『麗氣記(れいきき)』は、伊勢両宮の神々を密教的な世界観から説く中世神道書です。本文十四巻と神体図四巻からなる「十八巻」として伝えられ、後世の両部神道に大きな影響を与えました。
本頁は、土御門文書編纂所が国文学研究資料館鵜飼文庫所蔵の写本を底本として、新たに本文を読み取り、句読点・訓読・現代語訳・注釈を独自に作成する自家翻刻資料です。近現代の校訂本・書き下し文・現代語訳を転載せず、原画像との照合を終えた区分から順次掲載します。
ここでいう原文翻刻は、著者自筆原本を復元したという意味ではありません。オンラインで全冊を確認できる近世写本のうち、慶安二年と承応二年の識語をもつ鵜飼文庫本を作業底本とし、その本文を可能な限り底本どおりに翻刻します。伝本間の異同から祖本の本文を考える作業は、底本翻刻とは分けて校異・編纂注に記します。
原文翻刻、句読本文、訓読、現代語訳は混在させず、共通の区分番号で対応させます。底本に付された返り点・仮名・朱筆は歴史資料として尊重しますが、土御門文書編纂所版の句読・訓読・現代語訳は独自に作成します。
鵜飼文庫本では、「天地麗氣記」が最初に置かれ、次に「二所太神宮麗氣記」が続きます。本版では既成の刊本配列へ並べ替えず、まず底本の物理的な配列どおりに翻刻します。
下の「底本影印」には、鵜飼文庫本二冊の全九十八画像を収めています。「前へ」「次へ」、または画像下のつまみで画像を送れます。画像を押すと、CODHが配信する高精細の原画像を別画面で開きます。
本頁は土御門文書編纂所による編纂中の作業稿です。原文翻刻、独自句読、独自訓読、独自現代語訳を分離し、各単位の校合状態を明示して公開します。
公開版 reikiki-20260807-full-v5・ 全276単位・ 3 / 14頁
金剛寶山呪也 法中曰 羅多都婆阿尾畔欠阿□羅加佐□羽司夫□
梵字・種字の専門校合を要する単位です。現段階では本文四層の翻訳対象外です。
如是十種神財者爲一切衆生受與之如守眼精 魂魄無二一心玉生平等不二妙文也 一二三四五六七八九十者一切衆生父母天神地祇寶也 布瑠部由良由良止布瑠部 布瑠部由良由良止布瑠部 天照太神持寶鏡而祝之宣 吾兒視此寶鏡當猶視吾可與同床共殿以爲府鏡 寶祚之隆當與天壤無窮 則授八坂瓊曲玉及八咫鏡草薙劒三種神財永爲天
如是十種神財者、爲一切衆生受與之、如守眼精。 魂魄無二、一心玉生、平等不二妙文也。 一二三四五六七八九十者、一切衆生父母、天神地祇寶也。 布瑠部由良由良止布瑠部。 布瑠部由良由良止布瑠部。 天照太神、持寶鏡而祝之宣。 吾兒、視此寶鏡、當猶視吾、可與同床共殿、以爲府鏡。 寶祚之隆、當與天壤無窮。 則授八坂瓊曲玉及八咫鏡草薙劒三種神財、永爲天。
是くの如き十種の神財は、一切衆生の爲に之を受與し、眼精を守るが如くす。 魂魄は無二、一心に玉生し、平等不二の妙文なり。一より十までは、一切衆生の父母、天神地祇の寶なり。 布瑠部、由良由良止、布瑠部。布瑠部、由良由良止、布瑠部。 天照太神、寶鏡を持ちて之を祝して宣わく、吾が兒よ、此の寶鏡を視ること當に猶吾を視るがごとくし、同床共殿して府鏡と爲すべし。寶祚の隆えは、當に天壤と與に無窮なるべし、と。 則ち八坂瓊曲玉及び八咫鏡、草薙劒の三種の神財を授け、永く天の爲にす。
この十種の神財はすべての衆生に授けられ、瞳を守るように大切に守るべきものである。魂と魄は二つではなく、一心から玉が生じるという平等不二の妙なる文である。一から十までの品は、すべての衆生の父母である天神・地祇の宝である。 「ふるべ、ゆらゆらと、ふるべ」と二度唱える。 天照太神は宝鏡を持って祝い、「わが子よ、この宝鏡を見る時は私を見るのと同じようにせよ。同じ床、同じ御殿に置いて宮中の鏡とせよ。皇位の栄えは天地とともに永遠であろう」と告げた。そこで八坂瓊曲玉・八咫鏡・草薙剣の三種の神財を授けた。
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璽地璽 天不言地不言自永劫至永劫不變 荷八坂瓊勾玉及白銅鏡行山川海原 帶草薙劒一腰平惡事 令天兒屋根命取持金剛寶柱中調色葉文爲淨事如無令成給伏乞 彦火火出見尊 天津彦彦火瓊瓊杵尊第二皇子母木花開耶姫大山祇神女也 奉物如左 彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊 彦火火出見尊太子母豐玉姫海童二女也 奉渡如左 凡天照太神天地大冥之時現日月星辰像點虚空 代神足履地而與于天瓊於豐葦原中國上去下來而登下來而峯六合治天原耀天 皇孫杵獨王人壽八萬歳時筑紫日向高千穗槵觸峯天降坐 以降返至彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊給年三 主治百七十九萬二千四百七十六歳 元神陰陽太神等五大龍王百大龍王上首以下在 日本磐余彦天皇 坐面貌者如天帝釋梵王 皇彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊第四子也 母曰玉依姫海童大女也 日本人皇始天照太神五代孫也 庚午歳誕生 天皇
璽、地璽。 天不言、地不言、自永劫至永劫不變。 荷八坂瓊勾玉及白銅鏡、行山川海原。 帶草薙劒一腰、平惡事。 令天兒屋根命取持金剛寶柱中、調色葉文、爲淨事、如無令成給、伏乞。 彦火火出見尊。 天津彦彦火瓊瓊杵尊第二皇子、母木花開耶姫、大山祇神女也。 奉物如左。 彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊。 彦火火出見尊太子、母豐玉姫、海童二女也。 奉渡如左。 凡天照太神、天地大冥之時、現日月星辰像、點虚空。 代神足履地、而與于天瓊、於豐葦原中國、上去下來而登、下來而峯、六合治、天原耀天。 皇孫杵獨王、人壽八萬歳時、筑紫日向高千穗槵觸峯、天降坐。 以降返至彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊給年三。 主治百七十九萬二千四百七十六歳。 元神陰陽太神等、五大龍王、百大龍王、上首以下在。 日本磐余彦天皇。 坐面貌者、如天帝釋梵王。 皇彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊第四子也。 母曰玉依姫、海童大女也。 日本人皇始、天照太神五代孫也。 庚午歳誕生。 天皇。
天璽・地璽は、天も言わず地も言わず、永劫より永劫に至るまで不變なり。八坂瓊勾玉及び白銅鏡を荷い、山川海原を行き、草薙劒一腰を帶びて惡事を平らぐ。 天兒屋根命をして金剛寶柱の中を取り持たしめ、色葉文を調え淨事と爲し、成し給わんことを伏して乞う。 彦火火出見尊は天津彦彦火瓊瓊杵尊の第二皇子、母は大山祇神の女、木花開耶姫なり。奉る物、左の如し。 彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊は彦火火出見尊の太子、母は海童の二女、豐玉姫なり。奉り渡すこと左の如し。 凡そ天照太神は天地大冥の時、日月星辰の像を現じ、虚空に點ず。皇孫杵獨王は、人壽八萬歳の時、筑紫日向高千穗槵觸峯に天降り坐す。以降、返りて彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊に至る。「給年三」は未詳。 日本磐余彦天皇の坐す面貌は天帝釋梵王の如し。彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊の第四子、母を玉依姫と曰い、海童の大女なり。日本人皇の始め、天照太神の五代の孫なり。庚午の歳に誕生す。
天璽と地璽は、天地が言葉を発しなくても、永遠に変わらない。八坂瓊勾玉と白銅鏡を携えて山川海原を巡り、草薙剣を帯びて悪事を鎮める。天児屋根命に金剛宝柱を取り扱わせ、清浄な祭事を成就してくださるよう願う。 彦火火出見尊は瓊瓊杵尊の第二皇子で、母は大山祇神の娘・木花開耶姫である。彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊は彦火火出見尊の太子で、母は海神の娘・豊玉姫である。 天照太神は天地が暗かった時に日月星辰の姿を虚空に現した。皇孫瓊瓊杵尊は人の寿命が八万歳であった時、筑紫の日向、高千穂の槵觸峯に天降った。その後、彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊に至ったと記すが、「給年三」の意味は確定していない。 日本磐余彦天皇は鸕鷀草葺不合尊の第四子で、母は海神の長女・玉依姫である。人皇の始祖であり、天照太神の五代の孫として庚午の年に誕生した。
別記
別記
別記
別記。
天之嚴命齋八柱靈神式爲鎭御魂神以來 上則令就靈授國之德 下則訟皇孫養正之心 是則神一德益滿四海和光發普浮八州 能救君臣上下志除八苦煩惱 天壤無窮日月長久夜守日護 幸生誓言孔照也 故八百萬神等之中以八柱御魂神爲天皇玉體 春秋二季齋祭也 惟魂元氣也 清氣上昇爲天神 濁氣沈下爲地祇 清濁氣通爲陰陽 五行陰陽共生於萬物之類 是水火精也 陽氣生因以名魂爲心故以安靜爲命 是道本神也 故名神魂也 陰氣爲意爲性故名精魄也 故祭八柱神靈則世間苦樂皆是自在天神作用 廣大慈悲八心即續生之相眞變而死畏 鎭坐大元神地如湯津石村長生不死神慮 謹請再拜 國家幸甚甚甚
天之嚴命、齋八柱靈神式、爲鎭御魂神以來。 上則令就靈授國之德。 下則訟皇孫養正之心。 是則神一德、益滿四海、和光發、普浮八州。 能救君臣上下志、除八苦煩惱。 天壤無窮、日月長久、夜守日護。 幸生誓言、孔照也。 故八百萬神等之中、以八柱御魂神爲天皇玉體。 春秋二季齋祭也。 惟魂、元氣也。 清氣上昇、爲天神。 濁氣沈下、爲地祇。 清濁氣通、爲陰陽。 五行陰陽、共生於萬物之類。 是水火精也。 陽氣生因、以名魂、爲心、故以安靜爲命。 是道本神也。 故名神魂也。 陰氣爲意、爲性、故名精魄也。 故祭八柱神靈、則世間苦樂、皆是自在天神作用。 廣大慈悲八心、即續生之相、眞變而死畏。 鎭坐大元神地、如湯津石村、長生不死神慮。 謹請再拜。 國家幸甚甚甚。
天之嚴命、八柱靈神を齋く式、鎭御魂神と爲して以來、上は則ち靈に就き國を授くる德を得せしめ、下は則ち皇孫の正を養う心を訟す。是れ則ち神の一德、益ます四海に滿ち、和光發して普く八州に浮かぶ。能く君臣上下の志を救い、八苦煩惱を除く。天壤無窮、日月長久にして、夜守り日護る。故に八百萬神等の中、八柱御魂神を以て天皇の玉體と爲し、春秋二季に齋祭するなり。 惟れ魂は元氣なり。清氣上昇して天神となり、濁氣沈下して地祇となり、清濁の氣通じて陰陽となる。五行陰陽は共に萬物の類を生ず。是れ水火の精なり。陽氣の生ずるに因りて魂と名づけ、心と爲し、安靜を以て命と爲す。是れ道の本神なり。故に神魂と名づく。陰氣は意となり性となる故に精魄と名づく。 故に八柱神靈を祭れば、世間の苦樂は皆、自在天神の作用なり。鎭坐する大元神の地は湯津石村の如く、長生不死の神慮なり。謹んで請い、再拜す。國家、幸甚なり。
天之厳命をはじめ八柱の霊神を斎き祀り、鎮御魂神としてきた。上は霊威によって国を授ける徳をもたらし、下は皇孫が正しさを養う心を支える。その神徳は四海に満ち、和らげた光は八州に広がり、君臣上下を救って八苦の煩悩を除く。天地とともに窮まりなく、日月のように長く、夜も昼も守護する。このため八百万の神々の中でも八柱の御魂神を天皇の御体とし、春秋二季に斎祭する。 魂は根源の気である。清気は上昇して天神となり、濁気は沈んで地祇となり、両者が通じて陰陽となる。五行と陰陽は万物をともに生み、水火の精となる。陽気から生じるものを魂といい心とし、静けさを命とする。これは道の根本の神である。陰気は意と性となるので精魄と名づける。 ゆえに八柱の神霊を祭るなら、世間の苦楽はいずれも自在なる神の働きとして受けとめられる。謹んで願い、再拝する。国家にとってこの上ない幸いである。
天地麗氣記一 本云 欲開九識心蓮結五智果實敬以此妙喜模支
天地麗氣記一。 本云。 欲開九識心蓮、結五智果實、敬以此妙喜模支。
天地麗氣記 一。 本に云く、九識の心蓮を開き、五智の果實を結ばんと欲し、敬して此の妙喜を以て模支す。
『天地麗気記』第一。 元の本には、九識の心の蓮を開き、五智の果実を結ぶことを願い、謹んでこの妙なる喜びをもって書写した、とある。
二所大神宮麗氣記二 二所大神宮麗氣記
二所大神宮麗氣記二 二所大神宮麗氣記
二所大神宮麗氣記二 二所大神宮麗氣記
『二所大神宮麗気記』第二 『二所大神宮麗気記』
蓋以去白鳳年中奉上金剛寶山聞寶喜藏王如來三世常恒説者從一成音王如來以來及于我等周天照皇太神御宇勅下了正式文 是從其行者説也 誠□如來三密 如來語密利衆生 如來身密現神明 意密也 所以
蓋以去白鳳年中、奉上金剛寶山、聞寶喜藏王如來三世常恒説者、從一成音王如來以來、及于我等周、天照皇太神御宇、勅下了正式文。 是從其行者説也。 誠□如來三密。 如來語密、利衆生。 如來身密、現神明。 意密也。 所以、
蓋し以うに、去る白鳳年中、金剛寶山に奉上し、寶喜藏王如來の三世常恒の説を聞く者は、一成音王如來より以來、我等周に及ぶ。天照皇太神の御宇、勅下して正式の文を了す。 是れ其の行者に從いて説くなり。 誠に□、如來の三密なり。 如來の語密は、衆生を利す。 如來の身密は、神明を現ず。 意密なり。 所以は、
本文は、白鳳年間に金剛宝山へ奉上し、宝喜蔵王如来の三世にわたり常住する説を聞く者について、一成音王如来以来の流れが「我等周」に及ぶと記す。天照皇太神の治世に勅命が下り、正式の文となったという。 これは、その行者に従って説かれたものである。 まことに□は、如来の三密に関わる。 如来の言葉の密なる働きは、人々を利益する。 如来の身体の密なる働きは、神明の姿を現す。 そして意の密なる働きである。 その理由は、
梵字・種字の専門校合を要する単位です。現段階では本文四層の翻訳対象外です。
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者何雖隱佛日西天弘達磨東土諸佛得機顯三身神明於仁現利生 故普門法界昔空劫先與空劫所化同以無相爲神體 凡九山八海中以日月爲指南 佛法人法主者以虚元神爲尊皇 是名大元尊神 葦原中國心王如來也 其形如杵 佛法中金剛杵獨股金剛也 大日本國者此名也 獨股杵者大日如來三昧耶身也 持之名阿闍梨 阿闍梨者大日別名心字也 亦兩宮心柱也 此國降臨時先立鹿嶋香取二神 此國中與金剛寶山金剛寶柱發阿耨多羅三藐三菩提心 金剛不壞自在王三摩耶形是也 金剛寶柱長一丈六尺徑八寸廻二尺四寸 是過去十六丈佛長表也 内宮柱者以垂仁天皇長模八尺約佛尺成五尺五寸用檜 正殿大床下興之 當朝主與古先玉靈及萬國奇瑞天御堂柱 中水穗國爲心柱所奉崇重也 中水穗國者大日世界 宮優字大悲智水也 如鷄子 是水珠也 是如意寶珠也 是佛果萬德至極也 眞
者何。雖隱佛日西天、弘達磨東土、諸佛得機、顯三身神明、於仁現利生。 故普門法界、昔空劫先、與空劫所化同、以無相爲神體。 凡九山八海中、以日月爲指南。 佛法人法主者、以虚元神爲尊皇。 是名大元尊神。 葦原中國、心王如來也。 其形如杵。 佛法中金剛杵、獨股金剛也。 大日本國者、此名也。 獨股杵者、大日如來三昧耶身也。 持之、名阿闍梨。 阿闍梨者、大日別名、心字也。 亦兩宮心柱也。 此國降臨時、先立鹿嶋香取二神。 此國中、與金剛寶山金剛寶柱、發阿耨多羅三藐三菩提心。 金剛不壞自在王、三摩耶形是也。 金剛寶柱、長一丈六尺、徑八寸、廻二尺四寸。 是、過去十六丈佛長表也。 内宮柱者、以垂仁天皇長模八尺、約佛尺成五尺五寸、用檜。 正殿大床下、興之。 當朝主與古先玉靈、及萬國奇瑞天御堂柱。 中水穗國、爲心柱、所奉崇重也。 中水穗國者、大日世界。 宮優字、大悲智水也。 如鷄子。 是水珠也。 是如意寶珠也。 是佛果萬德至極也。 眞
とは何ぞ。佛日、西天に隱ると雖も、達磨、東土に弘まり、諸佛、機を得て、三身神明を顯し、仁に於いて利生を現ず。 故に普門法界は、昔、空劫に先だち、空劫の所化と同じく、無相を以て神體と爲す。 凡そ九山八海の中、日月を以て指南と爲す。 佛法の人法主は、虚元神を以て尊皇と爲す。 是れを大元尊神と名づく。 葦原中國は、心王如來なり。 其の形、杵の如し。 佛法中の金剛杵は、獨股金剛なり。 大日本國とは、此の名なり。 獨股杵は、大日如來の三昧耶身なり。 之を持つを、阿闍梨と名づく。 阿闍梨は、大日の別名、心の字なり。 亦、兩宮の心柱なり。 此の國に降臨する時、先づ鹿嶋・香取の二神を立つ。 此の國中、金剛寶山の金剛寶柱と與に、阿耨多羅三藐三菩提心を發す。 金剛不壞自在王の三摩耶形、是れなり。 金剛寶柱は、長さ一丈六尺、徑八寸、廻り二尺四寸。 是れ、過去の十六丈佛の長を表すなり。 内宮の柱は、垂仁天皇の長を以て八尺を模し、佛尺に約して五尺五寸と成し、檜を用う。 正殿の大床の下に、之を興す。 當朝主と古先玉靈、及び萬國奇瑞の天御堂柱。 中水穗國、心柱と爲して崇重し奉る所なり。 中水穗國は、大日の世界なり。 宮優の字は、大悲の智水なり。 鷄子の如し。 是れ水珠なり。 是れ如意寶珠なり。 是れ佛果萬德の至極なり。 眞
その理由は何か。仏法の光が西方のインドで隠れても、達磨は東方の中国に広まり、諸仏は機縁を得て三身と神明を顕し、「仁において利生を現す」と本文は説く。 したがって、法界にあまねく通じるものは、世界成立以前の空劫に先立ち、空劫において教化されるものと同じく、姿のないものを神体とする。 九山八海の世界では、日月を進む方向の目印とする。 仏法の「人法主」は、虚元神を最も尊いものとする。 これを大元尊神と名づける。 葦原中国は心王如来である、と本文では位置づける。 その形は杵のようである。 仏法における金剛杵は独股の金剛である。 大日本国とはこの名である、と記す。 独股杵は、大日如来の三昧耶身、すなわち象徴的な姿である。 これを持つ者を阿闍梨と名づける。 阿闍梨は大日の別名であり、「心」の字でもあるという。 また、両宮の心柱でもある。 この国へ降臨した時、まず鹿島・香取の二神を立てた。 この国の中で、金剛宝山の金剛宝柱とともに、この上ない完全な悟りを求める心を起こす。 金剛不壊自在王の三摩耶の形とは、これである。 金剛宝柱は長さ一丈六尺、直径八寸、周囲二尺四寸である。 これは過去の十六丈の仏身の高さを表すという。 内宮の柱は、垂仁天皇の身長をもとに八尺を模し、仏尺に換算して五尺五寸とし、檜を用いる。 これを正殿の大床の下に建てる。 ここには「當朝主與古先玉靈及萬國奇瑞天御堂柱」と記されるが、語の区切りは確定していない。 中水穂国では、これを心柱として尊び重んじ奉るという。 中水穂国は大日の世界である、と本文では位置づける。 「宮優」という字は、大悲の智慧の水であるという。 鶏卵のような形である。 これは水の珠である。 これは意のままに願いをかなえる宝珠である。 これは仏果に備わるあらゆる徳の究極である。 末字「眞」は、次単位冒頭の「如」に続く。
阿字原者刄字一點也 阿字五點阿伊宇翳唵一也
梵字・種字の専門校合を要する単位です。現段階では本文四層の翻訳対象外です。
如絶色形乃悟佛身自本無體現之 事理始也是神明具德眞理明珠靈鏡正體也 一書一百餘部金剛乘教者不越神明神通文 釋云此觀究竟名妙覺猶居寂光妙土非無明所感土 萬法悉不出法性故三土即寂光也 釋云豈離伽耶別求常寂光土 非寂光外別有娑婆故 和光同塵居穢土利衆生 内證全不動寂光之本土云云 佛土龍三界同法界湛然平等世常住 神應化世界交文文寂然一體掌仕三世 兩宮亦如此 兩宮形文者大梵天其形日神月神 本砂藏摩尼珠也 從來垂跡故一切衆生父母神 元來死去形體也 藏王菩薩言 天照太神最貴最尊神無比于天下諸社 大日靈尊照天下無晝夜通内外無息 大日靈尊不貴諸物不起佛見法見 竪至一横遍十方 百億無數梵摩尼珠 百億無數天帝釋 百億無數諸天子 百千陀羅尼金剛藏 百千菩薩全身體 百千萬數諸佛身 塵數世界大道師 百大僧祇金剛壽 無量無邊大身量 恒河
如絶色形、乃悟佛身自本無體、現之。 事理始也。是神明具德、眞理明珠、靈鏡正體也。 一書一百餘部金剛乘教者、不越神明神通文。 釋云、此觀究竟名妙覺、猶居寂光妙土、非無明所感土。 萬法悉不出法性故、三土即寂光也。 釋云、豈離伽耶、別求常寂光土。 非寂光外、別有娑婆故。 和光同塵、居穢土、利衆生。 内證全不動、寂光之本土云云。 佛土龍三界、同法界、湛然平等、世常住。 神應化世界交文、文寂然一體、掌仕三世。 兩宮亦如此。 兩宮形文者、大梵天、其形日神月神。 本砂藏摩尼珠也。 從來垂跡故、一切衆生父母神。 元來死去形體也。 藏王菩薩言。 天照太神、最貴最尊神、無比于天下諸社。 大日靈尊、照天下、無晝夜、通内外、無息。 大日靈尊、不貴諸物、不起佛見法見。 竪至一、横遍十方。 百億無數梵摩尼珠。 百億無數天帝釋。 百億無數諸天子。 百千陀羅尼金剛藏。 百千菩薩全身體。 百千萬數諸佛身。 塵數世界大道師。 百大僧祇金剛壽。 無量無邊大身量。 恒河
〔前單位末の「眞」と續けて〕眞如は色形を絶し、乃ち佛身は自ら本より體無くして之を現ずと悟る。 事理の始めなり。是れ神明の具德、眞理の明珠、靈鏡の正體なり。 一書一百餘部の金剛乘教は、神明神通の文を越えず。 釋に云く、此の觀の究竟を妙覺と名づけ、猶ほ寂光妙土に居す。無明の感ずる所の土に非ず。 萬法悉く法性を出でざるが故に、三土即ち寂光なり。 釋に云く、豈に伽耶を離れて、別に常寂光土を求めんや。 寂光の外に、別に娑婆有るに非ざるが故なり。 和光同塵して、穢土に居し、衆生を利す。 内證は全く動かず、寂光の本土なりと云云。 佛土龍三界は、法界と同じく、湛然平等にして、世に常住す。 神、應化世界に交わる文、文は寂然一體にして、三世を掌仕す。 兩宮も亦かくの如し。 兩宮の形文は大梵天、その形は日神・月神なり。 本砂藏の摩尼珠なり。 從來垂跡するが故に、一切衆生の父母神なり。 元來死去の形體なり。 藏王菩薩言う。 天照太神は、最も貴く最も尊き神にして、天下の諸社に比無し。 大日靈尊は、天下を照らし、晝夜無く、内外に通じて、息無し。 大日靈尊は、諸物を貴ばず、佛見・法見を起こさず。 竪に一に至り、横に十方に遍す。 百億無數の梵摩尼珠。 百億無數の天帝釋。 百億無數の諸天子。 百千の陀羅尼金剛藏。 百千の菩薩の全身體。 百千萬數の諸佛身。 塵數世界の大道師。 百大僧祇の金剛壽。 無量無邊の大身量。 恒河
〔前単位末の「眞」と合わせて〕真如は色や形を超えており、仏の身体も本来は固定した実体を持たず、その姿を現すのだと悟る。 これが事と理の始まりである。それは神明が備える徳、真理の明珠、霊鏡の本体である。 一書・百余部に及ぶ金剛乗の教えも、「神明神通文」を越えるものではないという。 注釈には、この観法の究極を妙覚と名づけ、なお常寂光のすぐれた浄土にあるのであって、無明によって感得される国土ではない、とある。 あらゆる存在は法性を出ないので、三つの国土はそのまま寂光である。 注釈には、どうして伽耶を離れて別に常寂光土を求めることがあろうか、とある。 寂光の外に、別の娑婆世界が存在するのではないからである。 光を和らげ塵に交わり、汚れた世界に住んで人々を利益する。 内なる悟りはまったく動かず、寂光の本来の国土にある、という。 「佛土龍三界」は法界と同じく、静かで平等であり、世に常住すると記す。 神が応化の世界に交わることを述べ、文は静かな一体として三世をつかさどる、という趣旨とみられる。 内宮と外宮もまた同様である。 両宮の形を述べる文では大梵天とし、その形を日神・月神とする。 それは「本砂藏」の摩尼珠である。 古くからこの世に迹を垂れてきたため、あらゆる人々の父母神である。 本文には「元來死去形體也」とあるが、句意はなお未決である。 蔵王菩薩は次のように言う。 天照太神は最も貴く、最も尊い神であり、天下のどの社にも比べるものがない。 大日霊尊は天下を照らし、昼夜の別なく、内外に通じて休むことがない。 大日霊尊は諸物を特別に尊ぶことなく、仏に執着する見方も法に執着する見方も起こさない。 縦には一に至り、横には十方にあまねく及ぶ。 数えきれないほど多くの梵天の摩尼珠。 数えきれないほど多くの帝釈天。 数えきれないほど多くの天子。 百千の陀羅尼と金剛蔵。 百千の菩薩の全身。 百千万に及ぶ諸仏の身体。 塵の数ほどの世界を導く大いなる師。 百大阿僧祇に及ぶ金剛の寿命。 限りなく広大な身体の大きさ。 末尾「恒河」は、次単位冒頭の「沙」に続く。
梵字・種字の専門校合を要する単位です。現段階では本文四層の翻訳対象外です。
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沙妙法身薄伽梵 上上下下混沌文也 去去未未禪那定 一一如如同一體 在在所所從來垂跡 平等不二神 不二而二二而不二 互有同一 法性常寂光 過去前方便 現在位 不思議不思議 一向皆無言 一生得自在口外即天罰 兩宮莫知事 行者曰再拜再拜 寶喜跡交仁曰大神也 上天成光謂天照太神也 五十鈴天皇國狹槌第十一帝 及二十二大泊瀬稚武天皇廿一年丁巳十月朔日 明年戊午秋七月七日以大佐佐命奉布理 三十二神供奉神等 從來若雷神 天之八重雲四方靡天爲恒作蓋 從冊波言作宮 遷幸倭國宇多乃宮一宿 伊賀穴穗宮二宿 遷幸渡相沼木平尾興于行宮 天七十四日 同九月十七日遷幸山田原之新殿奉鎭坐之 以降豐受皇太神奉祭始 降化本縁在別記 如上大泊瀬朝倉宮取長以上造之 豐受大神宮玉殿床下置之爲心柱 三十二供奉神及相殿四坐 正殿内中眞光玉三十七尊 五大輪中開自性輪壇入秘密
沙妙法身薄伽梵。 上上下下、混沌文也。 去去未未、禪那定。 一一如如、同一體。 在在所所、從來垂跡。 平等不二神。 不二而二、二而不二。 互有同一。 法性常寂光。 過去前方便。 現在位。 不思議、不思議。 一向皆無言。 一生得自在、口外即天罰。 兩宮莫知事。 行者曰、再拜再拜。 寶喜跡交仁曰、大神也。 上天成光、謂天照太神也。 五十鈴天皇、國狹槌第十一帝。 及二十二大泊瀬稚武天皇廿一年丁巳十月朔日。 明年戊午秋七月七日、以大佐佐命奉布理。 三十二神供奉神等。 從來若雷神。 天之八重雲、四方靡天、爲恒作蓋。 從冊波言、作宮。 遷幸倭國宇多乃宮、一宿。 伊賀穴穗宮、二宿。 遷幸、渡相沼木平尾、興于行宮。 天七十四日。 同九月十七日、遷幸山田原之新殿、奉鎭坐之。 以降、豐受皇太神奉祭始。 降化本縁、在別記。 如上、大泊瀬朝倉宮、取長以上、造之。 豐受大神宮玉殿床下、置之、爲心柱。 三十二供奉神、及相殿四坐。 正殿内中、眞光玉三十七尊。 五大輪中、開自性輪壇、入秘密
〔前單位末と續けて〕恒河沙のごとき妙法身の薄伽梵。 上上、下下、混沌の文なり。 去去、未未、禪那の定。 一一、如如、同一體。 在在所所、從來より跡を垂る。 平等不二の神。 不二にして二、二にして不二。 互いに有して同一。 法性常寂光。 過去は前方便。 現在の位。 不思議、不思議。 一向、皆無言。 一生に自在を得、口外すれば即ち天罰。 兩宮、事を知る莫れ。 行者曰く、再拜再拜。 寶喜跡交仁曰く、大神なり。 天に上りて光を成す、天照太神を謂うなり。 五十鈴天皇は、國狹槌第十一帝。 及び第二十二、大泊瀬稚武天皇二十一年丁巳十月朔日。 明年戊午の秋七月七日、大佐佐命を以て布理し奉る。 三十二神、供奉神等。 從來、若雷神。 天の八重雲、四方の天に靡き、恒に蓋を作す。 冊波の言に從い、宮を作る。 倭國宇多乃宮に遷幸し、一宿。 伊賀穴穗宮に二宿。 遷幸して相沼木平尾を渡り、行宮を興す。 天、七十四日。 同九月十七日、山田原の新殿に遷幸し、之を鎭坐し奉る。 以降、豐受皇太神を祭り奉ること始まる。 降化の本縁は、別記に在り。 上の如く、大泊瀬朝倉宮、長を取りて以上にし、之を造る。 豐受大神宮玉殿の床下に之を置き、心柱と爲す。 三十二供奉神、及び相殿四坐。 正殿内中、眞光玉の三十七尊。 五大輪中に、自性輪壇を開き、秘密に入る
〔前単位末と合わせて〕ガンジス川の砂の数ほどに広大な妙なる法身の薄伽梵。 上にも上、下にも下という、混沌を述べる文である。 「去去・未未」は、禅定の境地に関わる句とみられる。 一つ一つが真如のままに同一の体である。 あらゆる場所に、従来より迹を垂れる。 平等で二つではない神。 二つではないが二つであり、二つでありながら二つではない。 互いに存在しながら同一である。 法性は常寂光である。 過去は前段階の方便である。 現在の位。 不思議であり、不思議である。 すべてはひたすら言葉を持たない。 一生のうちに自在を得るが、口外すればただちに天罰を受ける。 内宮と外宮のことを知ってはならない。 行者は、二度礼拝して申し上げる。 「寶喜跡交仁」は、大神であるという。 天に上って光となるものを天照太神という。 五十鈴天皇を、国狭槌の第十一帝とする。 さらに第二十二代の大泊瀬稚武天皇二十一年、丁巳十月一日のことと記す。 翌年の戊午、秋七月七日、大佐佐命をもって「布理」し奉ったという。 三十二神と供奉の神々。 「從來若雷神」と記すが、句意は未確定である。 天の幾重もの雲が四方の空になびき、常に覆いを作る。 「冊波」の言葉に従い、宮を造る。 倭国の宇多乃宮へ遷幸し、一泊した。 伊賀の穴穂宮に二泊した。 遷幸して相沼木平尾を渡り、仮の宮を建てた。 「天七十四日」と記すが、語切りと意味は未確定である。 同年九月十七日、山田原の新殿へ遷幸し、そこに鎮座させ奉った。 以後、豊受皇太神を祭り奉ることが始まった。 降臨して教化した由来は別記にある。 上記のように、大泊瀬朝倉宮について「取長以上造之」と記すが、この箇所の構文は未確定である。 豊受大神宮の玉殿の床下にこれを置き、心柱とした。 三十二の供奉神、および同じ殿に合わせ祀られる四座。 正殿の内部中央に、真光の玉と三十七尊があるという。 五大を象徴する輪の中に自性輪壇を開き、秘密の曼荼羅の位へ入る、と次単位へ続く。
曼荼羅位一祕三密无相義一義説自然自覺法内外兩宮大神等在一所无別分外相於兩宮定慧相應深意一實仁義也 五十鈴川者五輪字五大月輪出五穀一穀一春五輪塔婆限未來際先盡奉仕此神始神主天益人等各美緩怠存内人有藏觀想兩部遍照如來本有无作形文梵書平等法界躰實相眞如御正躰十智圓備之鏡也 髪長行者上上者邪邪也
曼荼羅位、一祕三密无相義、一義説自然自覺法。内外兩宮大神等、在一所、无別分。外相於兩宮、定慧相應深意、一實仁義也。 五十鈴川者、五輪字、五大月輪、出五穀。一穀一春、五輪塔婆、限未來際、先盡奉仕此神始。神主天益人等、各美緩怠、存内人有藏。觀想兩部遍照如來本有无作形文、梵書平等法界躰、實相眞如御正躰、十智圓備之鏡也。 髪長行者、上上者邪邪也。
曼荼羅位、一祕三密无相の義、一義は自然自覺の法を説く。内外兩宮の大神等は一所に在り、別分无し。外相は兩宮に於いて、定慧相應の深意、一實仁の義なり。 五十鈴川は、五輪の字、五大月輪、五穀を出だす。一穀一春、五輪塔婆、未來際を限り、先づ盡く此の神に奉仕するを始む。神主天益人等、各美緩怠、存内人有藏。兩部遍照如來の本有无作の形文、梵書、平等法界躰、實相眞如の御正躰、十智圓備の鏡なりと觀想す。 髪長の行者、上上の者は邪邪なり。
〔前単位末から続く〕秘密の曼荼羅の位、一つの秘と三密・無相の義、一義が説く自然自覚の法。内宮と外宮の大神たちは一か所にあり、別々に分かれるものではない。その外に現れた姿は両宮にあり、禅定と智慧が相応する深い意、一実と仁の義であるという。 本文は、五十鈴川を五輪の字、五大の月輪、五穀を生み出すものとして述べる。「一穀一春」と五輪塔婆を掲げ、未来の果てまで、まずこの神に尽くし奉仕することを始めるという。続く「神主天益人等各美緩怠存内人有藏」は語の区切りと意味が確定していない。観想においては、両部の遍照如来の本来あるがままで作為のない形を示す文、梵字、平等な法界の体、実相真如の御正体、十智を完全に備える鏡であるとする。 「髪長の行者、上上の者は邪邪である」と記すが、この句の意味は確定していない。
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