五十五と并數
第1冊 第19画像を開く(新しいタブ)原文翻刻校了
若止言生數唯十有五從一至五也易之所象爻盡之有邃故自天地以下日月等數皆爲蓍卦所攝循環變轉萬世無窮而五十有五五本并數并數者天之與地共各有一體體各有一正應敵對今盈於五則是氣之并數并不再用是其配義配則爲虚不當於實
句読本文校了
若止言生數。唯十有五。從一至五也。易之所象。爻盡之。有邃。故自天地以下。日月等數。皆爲蓍卦所攝。循環變轉。萬世無窮。而五十有五。五本并數。并數者。天之與地共。各有一體。體各有一正應敵對。今盈於五。則是氣之并數。并不再用。是其配義。配則爲虚不當於實。
訓読校了
若し止だ生數を言はば、唯だ十有五、すなはち一より五に至るなり。『易』の象る所は、爻これを盡くして邃きこと有り。故に天地以下、日月等の數は皆、蓍卦の攝する所と爲り、循環變轉して萬世窮まり無し。而して五十有五の五は本と并數なり。并數とは、天と地と共にし、各おの一體有り、體ごとに一の正應敵對有るものなり。今、五に盈つれば、則ち是れ氣の并數なり。并は再び用ゐず、是れ其の配義なり。配すれば則ち虛にして實に當たらず。
現代語訳校了
生数だけを数えれば、一から五までの合計十五である。『易』が象るものは爻によって余すところなく示され、そこには深遠な意味がある。天地以下、日月などの数はすべて蓍と卦に収められ、循環・変転して万世に尽きない。五十五のうち五は本来、天地に共通する并数である。并数とは、天と地がそれぞれ一つの体をもち、各体に正しく対応する相手があるということだ。数が五に満ちると気の并数となり、并数は重ねて用いない。これが配合の意味であり、配合された数は虚となって実際の策数には当たらない。
