第二論支干名・幹と干の字義
第1冊 第11画像を開く(新しいタブ)原文翻刻校了
又作幹者幹濟爲義支者支任爲義以此日辰任濟萬事故云支幹又作干字者亦是簳義如物之在竿上能豎立顯然故亦云竿也世書從易故多干也
句読本文校了
又作幹者、幹濟爲義。支者、支任爲義。以此日辰任濟萬事、故云支幹。又作干字者、亦是簳義。如物之在竿上、能豎立顯然、故亦云竿也。世書從易、故多干也。
訓読校了
又、幹に作るは、幹濟を義と爲す。支は支任を義と爲す。此の日辰を以て萬事を任濟す。故に支幹と云う。又、干の字に作るは、亦た簳の義なり。物の竿上に在りて、能く豎立して顯然たるが如し。故に亦た竿と云うなり。世書は易きに從う、故に干多し。
現代語訳校了
「幹」と書く場合は物事を成し遂げる意、「支」は支え担う意で、日と辰によって万事を担い成就するから支幹という。「干」と書く場合も「簳(さお)」の意である。物が竿の上にあれば高く直立してはっきり見えるようなものなので、やはり「竿」という。世間の書では簡便な字に従い、「干」を多く用いる。
