第一者論五靈
第5冊 第36画像を開く(新しいタブ)原文翻刻校了
又乾象六龍取其潛躍之義說卦云馬取其強健之德以健之故稱良馬以父故稱老馬以其乾乾不息故稱瘠馬以其有變化之用故稱駮馬然坤卦又稱牝馬之貞此止取順義馬之爲義不獨乾坤震又爲善鳴之馬以震有雷聲故震雷之象又爲馵足馬亦曰白頭爲的顙之馬取其顯耀之義
句読本文校了
又乾象六龍取其潛躍之義說卦云、馬取其強健之德以健之故稱良馬以父故稱老馬以其乾乾不息故稱瘠馬以其有變化之用故稱駮馬然坤卦又稱牝馬之貞此止取順義馬之爲義不獨乾坤震又爲善鳴之馬以震有雷聲故震雷之象又爲馵足馬亦曰、白頭爲的顙之馬取其顯耀之義。
訓読校了
また乾が六龍に象るのは潜躍の義を取る。『説卦』は馬の強健の徳を取り、健ゆえ良馬、父ゆえ老馬、乾乾として息まぬゆえ痩馬、変化の用があるゆえ駮馬とする。坤も牝馬の貞をいうが、ここでは順の義だけを取る。馬の義は乾坤だけではない。震は雷声を持つため善鳴の馬とし、また馵足の馬、白頭で的顙の馬として顕耀の義を取る。
現代語訳校了
また、乾を六龍にかたどるのは、龍が水中に潜み、空へ躍り上がる意味を取るためである。『説卦』は馬の強健な徳を取り、健やかなので良馬、父を表すので老馬、たゆまず活動を続けるので痩馬、変化する働きがあるので駮馬とする。一方、坤卦にも「牝馬の貞」とあるが、ここでは従順という意味だけを取る。したがって馬の象意は乾と坤だけに限られない。震は雷の声を持つので、よくいななく馬とし、また足に白い部分のある馵足の馬、額の白い的顙の馬として、明るく目立つ意味を取る。
