第十九論治政
第4冊 第32画像を開く(新しいタブ)原文翻刻校了
閉閭門執當罪飭關梁此并順水閉藏之義無決池堰恐水氣泄溢也如此則醴泉出恩及禽蟲則靈龜見書云澤及昆蟲者也甲蟲屬水喜故見也若人君廢祭祀簡宗廟執法不順逆天氣則民病流腫水脹痿痺孔竅不通此并水氣壅結之義
句読本文校了
閉閭門執當罪飭關梁此并順水閉藏之義無決池堰恐水氣泄溢也。如此則醴泉出恩及禽蟲則靈龜見書云、澤及昆蟲者也。甲蟲屬水喜故見也。若人君廢祭祀簡宗廟執法不順逆天氣則民病流腫水脹痿痺孔竅不通此并水氣壅結之義。
訓読校了
閭門を閉ぢ、罪に當る者を執へ、關梁を飭ふ。此れ并びに水の閉藏の義に順ふ。池堰を決する無かれ、水氣の泄溢を恐るればなり。此の如くすれば醴泉出づ。恩禽蟲に及べば靈龜見はる。書に云ふ「澤昆蟲に及ぶ」者なり。甲蟲は水に屬し、喜ぶ故に見はる。若し人君祭祀を廢し、宗廟を簡り、法を執ること順はず、天氣に逆らへば、民は流腫・水脹・痿痺を病み、孔竅通ぜず。此れ并びに水氣壅結の義なり。
現代語訳校了
里門を閉じ、罪に当たる者を捕らえ、関所や橋を整える。これは水が閉じ蔵する性質に従う。水気が漏れあふれぬよう池や堤を決壊させない。こうすれば甘い泉が湧き、恩恵が鳥や虫まで及べば霊亀が現れる。これは書にいう「恵沢が昆虫まで及ぶ」状態で、甲殻の生物は水に属して喜ぶから現れる。君主が祭祀を廃し宗廟を軽んじ、法の運用を誤り天気に逆らえば、民は浮腫・腹水・麻痺を患い、身体の孔が通じなくなる。水気が塞がるためである。
