第十八論情性
第4冊 第27画像を開く(新しいタブ)原文翻刻校了
故令失則風爲災也鄭以木爲雨服以木爲風服以金爲雨鄭以金爲陽鄭以土爲風服以土爲陰兩說相反各有其意今就五行而辨服近之矣所以然者水生於金金體非陽木爲少陽不應爲雨土爲地地本是陰風自是陰陽之氣不獨生於土
句読本文校了
故令失則風爲災也。鄭以木爲雨服以木爲風服以金爲雨鄭以金爲陽鄭以土爲風服以土爲陰兩說相反各有其意今就五行而辨服近之矣。所以然者水生於金金體非陽木爲少陽不應爲雨土爲地地本是陰風自是陰陽之氣不獨生於土。
訓読校了
故に令失すれば風災と爲る。鄭は木を雨とし、服は木を風とす。服は金を雨とし、鄭は金を陽とす。鄭は土を風とし、服は土を陰とす。兩說相反すれど、各々其の意有り。今五行に就きて辨ずれば、服の說之に近し。所以は、水は金より生じ、金の體は陽に非ず。木は少陽と爲り、雨と爲すべからず。土は地と爲り、地は本より是れ陰なり。風は自ら是れ陰陽の氣にして、獨り土より生ぜず。
現代語訳校了
ゆえに君命を誤ると風の災害が起こる。鄭玄は木を雨、服虔は木を風とし、服虔は金を雨、鄭玄は金を陽とする。また鄭玄は土を風、服虔は土を陰とする。両説は反対だが各々に意図がある。五行から論じれば服虔説が近い。水は金から生じるので金自体は陽ではなく、木は少陽なので雨とはしにくい。土は地であり本来陰で、風は陰陽双方の気であって土だけから生じるものではないからである。
