五行大義

五行大義

隋の蕭吉が五行思想の諸説を集成した『五行大義』全五巻について、土御門文書編纂所による原文翻刻・句読・訓読・現代語訳を公開します。

土御門文書編纂所による公開校訂版です。元禄十二年刊本の画像を底本とし、原文翻刻、独自句読、独自訓読、独自現代語訳を分離して公開します。

自家翻刻・訓読・現代語訳

公開版 gogyo-taigi-20260818-g4-v2・全964単位・35 / 49頁

GT-400147・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

胃三星爲倉廩五穀所聚十四度於時在酉趙分春夏爲木秋冬爲水也昴七星爲主獄事典治決斷十一度於時在酉趙分春夏爲火秋冬爲金也

句読本文校了

胃三星爲倉廩五穀所聚、十四度、於時在酉、趙分、春夏爲木、秋冬爲水也。昴七星爲主獄事典治決斷、十一度、於時在酉、趙分、春夏爲火、秋冬爲金也。

訓読校了

胃三星は倉廩、五穀の聚まる所と爲り、十四度、時に於いて酉に在り、趙の分、春夏は木、秋冬は水と爲るなり。昴七星は獄事を主り、典治決斷し、十一度、時に於いて酉に在り、趙の分、春夏は火、秋冬は金と爲るなり。

現代語訳校了

胃三星は五穀が集まる倉庫で、十四度、酉・趙の分、春夏は木、秋冬は水である。昴七星は獄事と裁決をつかさどり、十一度、酉・趙の分、春夏は火、秋冬は金である。

GT-400148・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

畢八星爲邊兵備夷狄十度於時在酉趙分春夏爲金秋冬爲水也

句読本文校了

畢八星爲邊兵備夷狄、十度、於時在酉、趙分、春夏爲金、秋冬爲水也。

訓読校了

畢八星は邊兵と爲り夷狄に備へ、十度、時に於いて酉に在り、趙の分、春夏は金、秋冬は水と爲るなり。

現代語訳校了

畢八星は辺境の兵として異民族に備え、十度、酉・趙の分、春夏は金、秋冬は水に属する。

GT-400149・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

觜觿三星爲保藏收檢秋物二度於時在申晉分春夏爲火秋冬爲土也參伐十星爲天大將斬劉收獲九度於時在申晉分春夏爲火秋冬爲土也

句読本文校了

觜觿三星爲保藏收檢秋物、二度、於時在申、晉分、春夏爲火、秋冬爲土也。參伐十星爲天大將斬劉收獲、九度、於時在申、晉分、春夏爲火、秋冬爲土也。

訓読校了

觜觿三星は保藏して秋物を收檢するものと爲り、二度、時に於いて申に在り、晉の分、春夏は火、秋冬は土と爲るなり。參伐十星は天の大將と爲り、斬劉收獲し、九度、時に於いて申に在り、晉の分、春夏は火、秋冬は土と爲るなり。

現代語訳校了

觜觿の三星は、秋の収穫物を保管し検査することをつかさどる。占める度数は二度で、十二支では申に当たり、晋の分野に属し、春夏には火、秋冬には土に配される。参伐の十星は天の大将で、斬殺・捕獲をつかさどる。占める度数は九度で、十二支では申に当たり、晋の分野に属し、春夏には火、秋冬には土に配される。

GT-400150・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

東井八星爲主水衡以法平時三十三度於時在未秦分春夏爲火秋冬爲水也轝鬼五星爲視明主察姧謀四度於時在未秦分春夏爲水秋冬爲火也

句読本文校了

東井八星爲主水衡以法平時、三十三度、於時在未、秦分、春夏爲火、秋冬爲水也。轝鬼五星爲視明主察姧謀、四度、於時在未、秦分、春夏爲水、秋冬爲火也。

訓読校了

東井八星は水衡を主り法を以て時を平らかにするものと爲り、三十三度、時に於いて未に在り、秦の分、春夏は火、秋冬は水と爲るなり。轝鬼五星は視明と爲り姧謀を察するを主り、四度、時に於いて未に在り、秦の分、春夏は水、秋冬は火と爲るなり。

現代語訳校了

東井八星は水衡をつかさどり法によって時を平らかにし、三十三度、未・秦の分、春夏は火、秋冬は水である。轝鬼五星は明察として奸謀を監察し、四度、未・秦の分、春夏は水、秋冬は火である。

GT-400151・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

柳八星爲上食主和滋味十五度於時在午周分春夏爲水秋冬爲火也星七星爲衣裳主蓋身體七度於時在午周分春夏爲火秋冬爲水也

句読本文校了

柳八星爲上食主和滋味、十五度、於時在午、周分、春夏爲水、秋冬爲火也。星七星爲衣裳主蓋身體、七度、於時在午、周分、春夏爲火、秋冬爲水也。

訓読校了

柳八星は上食と爲り滋味を和するを主り、十五度、時に於いて午に在り、周の分、春夏は水、秋冬は火と爲るなり。星七星は衣裳と爲り身體を蓋ふを主り、七度、時に於いて午に在り、周の分、春夏は火、秋冬は水と爲るなり。

現代語訳校了

柳八星は上食の官として味を調えることを主り、十五度、午・周の分、春夏は水、秋冬は火である。星七星は衣裳として身体を覆うことを主り、七度、午・周の分、春夏は火、秋冬は水である。

GT-400152・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

張六星爲主客賜與讌嬉十八度於時在午周分水也翼二十二星爲天唱主以戲虞十八度於時在巳楚分春夏爲木秋冬爲金也軫四星爲死喪以知交凶十七度於時在巳楚分春夏爲木秋冬爲土也

句読本文校了

張六星爲主客賜與讌嬉、十八度、於時在午、周分、水也。翼二十二星爲天唱主以戲虞、十八度、於時在巳、楚分、春夏爲木、秋冬爲金也。軫四星爲死喪以知交凶、十七度、於時在巳、楚分、春夏爲木、秋冬爲土也。

訓読校了

張六星は主客と爲り賜與讌嬉を主り、十八度、時に於いて午に在り、周の分、水なり。翼二十二星は天唱と爲り戲虞を主り、十八度、時に於いて巳に在り、楚の分、春夏は木、秋冬は金と爲るなり。軫四星は死喪と爲り以て交凶を知り、十七度、時に於いて巳に在り、楚の分、春夏は木、秋冬は土と爲るなり。

現代語訳校了

張六星は賓客への賜与と宴遊を主り、十八度、午・周の分、水である。翼二十二星は天の音楽として遊楽を主り、十八度、巳・楚の分、春夏は木、秋冬は金である。軫四星は死喪によって凶事を知り、十七度、巳・楚の分、春夏は木、秋冬は土である。

GT-400153・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

漢書天文志云角亢氐韓鄭兗州之分房心宋豫州之分尾箕燕幽州之分井鬼秦雍州之分柳七星張三河之分翼軫楚荆州之分奎婁胃魯徐州之分

句読本文校了

漢書天文志云、角亢氐韓鄭兗州之分、房心宋豫州之分、尾箕燕幽州之分、井鬼秦雍州之分、柳七星張三河之分、翼軫楚荆州之分、奎婁胃魯徐州之分。

訓読校了

『漢書』天文志に云ふ、「角・亢・氐は韓・鄭・兗州の分、房・心は宋・豫州の分、尾・箕は燕・幽州の分、井・鬼は秦・雍州の分、柳・七星・張は三河の分、翼・軫は楚・荆州の分、奎・婁・胃は魯・徐州の分」と。

現代語訳校了

『漢書』天文志は、角・亢・氐を韓・鄭・兗州、房・心を宋・豫州、尾・箕を燕・幽州、井・鬼を秦・雍州、柳・七星・張を三河、翼・軫を楚・荊州、奎・婁・胃を魯・徐州の分野とする。

GT-400154・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

昴畢趙冀州之分觜參魏梁州之分斗江湖之分牽牛須女吳揚州之分虛危齊青州之分室壁衛并州之分此皆當分所主正其州國善惡故爲政也

句読本文校了

昴畢趙冀州之分、觜參魏梁州之分、斗江湖之分、牽牛須女吳揚州之分、虛危齊青州之分、室壁衛并州之分。此皆當分所主、正其州國善惡、故爲政也。

訓読校了

昴・畢は趙・冀州の分、觜・參は魏・梁州の分、斗は江湖の分、牽牛・須女は吳・揚州の分、虛・危は齊・青州の分、室・壁は衛・并州の分なり。此れ皆分に當たりて主る所、其の州國の善惡を正す。故に政を爲すなり。

現代語訳校了

また、昴・畢を趙・冀州、觜・参を魏・梁州、斗を江湖、牽牛・須女を呉・揚州、虚・危を斉・青州、室・壁を衛・并州の分野とする。各宿はそれぞれの担当分野に当たり、その州国の善悪を正すため「政」とされる。

GT-400155・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

石氏天官訓解云角二星是蒼龍之首上角兩角間天之道日月五星所行故名角

句読本文校了

石氏天官訓解云、角二星是蒼龍之首、上角兩角間、天之道、日月五星所行、故名角。

訓読校了

『石氏天官訓解』に云ふ、「角二星は是れ蒼龍の首。上角・兩角の間は天の道にして、日月五星の行く所なり。故に角と名づく」と。

現代語訳校了

『石氏天官訓解』によれば、角二星は蒼龍の頭で、上角と両角の間が日月五星の通る天道なので角と名づける。

GT-400156・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

亢爲朝廷對揚于王夙夜謀諮四海之內故名亢氐是正寢冰解之室故名氐房是天子四時所居故名房

句読本文校了

亢爲朝廷、對揚于王、夙夜謀諮四海之內、故名亢。氐是正寢冰解之室、故名氐。房是天子四時所居、故名房。

訓読校了

亢は朝廷と爲り、王に對揚し、夙夜四海の內を謀諮す。故に亢と名づく。氐は是れ正寢、冰解の室。故に氐と名づく。房は是れ天子の四時居る所。故に房と名づく。

現代語訳校了

亢は朝廷として王に答申し、朝夕に四海のことを議するので亢という。氐は正寝で氷の解ける室なので氐、房は天子が四季に居る所なので房という。

GT-400157・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

心前一星爲太子中爲天子後一星爲庶子如人心處中爲身之主故名心尾是東方蒼龍宿之尾故名尾象形也

句読本文校了

心前一星爲太子、中爲天子、後一星爲庶子。如人心處中爲身之主、故名心。尾是東方蒼龍宿之尾、故名尾、象形也。

訓読校了

心の前一星は太子と爲り、中は天子と爲り、後一星は庶子と爲る。人の心、中に處りて身の主と爲るが如し。故に心と名づく。尾は是れ東方蒼龍宿の尾。故に尾と名づく。形を象るなり。

現代語訳校了

心宿の三つの星のうち、前の一星は太子、中央の一星は天子、後ろの一星は庶子を表す。人の心が中央にあって身体を主宰するようなので心という。尾宿は東方蒼龍の尾を形どるので尾という。

GT-400158・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

箕近斗象播揚五榖故名箕斗量器也斟酌爵祿其形似斗故名斗牛亦象牛角七政之始故名牛

句読本文校了

箕近斗、象播揚五榖、故名箕。斗量器也、斟酌爵祿、其形似斗、故名斗。牛亦象牛角、七政之始、故名牛。

訓読校了

箕は斗に近く、五榖を播揚するに象る。故に箕と名づく。斗は量器なり。爵祿を斟酌し、其の形斗に似たり。故に斗と名づく。牛も亦た牛角に象り、七政の始めなり。故に牛と名づく。

現代語訳校了

箕は斗の近くにあり穀物をあおる箕に似るので箕という。斗は爵禄を量る器に形が似るので斗、牛は牛角に似て七政の始めなので牛という。

GT-400159・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

女方正裁割之象婢妾之類故名女虛耗也其間空虛廟堂之象故名虛危似室屋亦如墳墓故名危

句読本文校了

女方正裁割之象、婢妾之類、故名女。虛耗也、其間空虛、廟堂之象、故名虛。危似室屋、亦如墳墓、故名危。

訓読校了

女は方正裁割の象、婢妾の類なり。故に女と名づく。虛は耗なり。其の間空虛にして廟堂の象。故に虛と名づく。危は室屋に似て、亦た墳墓の如し。故に危と名づく。

現代語訳校了

女宿は方正に裁断する象で婢妾の類なので女という。虚宿は内部が空虚で廟堂の象なので虚、危宿は家屋にも墳墓にも似るので危という。

GT-400160・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

營室有六星爲離宮似宮室故名室壁直立似壁孔子藏書於壁效此義也故名壁

句読本文校了

營室有六星、爲離宮、似宮室、故名室。壁直立似壁。孔子藏書於壁、效此義也。故名壁。

訓読校了

營室に六星有り、離宮と爲り、宮室に似たり。故に室と名づく。壁は直立して壁に似たり。孔子、書を壁に藏すは、此の義に效ふなり。故に壁と名づく。

現代語訳校了

営室は六星からなり離宮を表し、宮室に似るので室という。壁宿は直立して壁に似、孔子が壁中に書を蔵したこともこの意味にならうので壁という。

GT-400161・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

奎爲庫主兵形象庫周密故奎乖也兵以乖違故舉所以名奎婁如樓閣亦似鐘婁故養犧牲以爲名胃在藏爲五穀之府主廩倉故以爲名

句読本文校了

奎爲庫主兵、形象庫周密。故奎乖也、兵以乖違故舉、所以名奎。婁如樓閣、亦似鐘婁、故養犧牲、以爲名。胃在藏爲五穀之府、主廩倉、故以爲名。

訓読校了

奎は庫と爲り兵を主り、形は庫の周密なるに象る。故に奎は乖なり。兵は乖違を以て故に舉がる。奎と名づくる所以なり。婁は樓閣の如く、亦た鐘婁に似たり。故に犧牲を養ふを以て名と爲す。胃は藏に在りて五穀の府と爲り、廩倉を主る。故に以て名と爲す。

現代語訳校了

奎は武器庫を主り、形も堅固な庫に似る。奎は乖違に通じ、兵は乖違によって起こるので奎という。婁は楼閣や鐘婁に似て祭牲を養う所、胃は臓腑で五穀を収める府に当たり、倉庫を主るため名づけられる。

GT-400162・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

昴悴聚如囚之在牢獄故主獄事昴星也聚則憂故名爲昴畢邊夷毛頭之類如天子警畢毛頭唱之畢了唱以警衆心故以名之也

句読本文校了

昴悴聚、如囚之在牢獄、故主獄事。昴星也、聚則憂、故名爲昴。畢邊夷毛頭之類、如天子警畢、毛頭唱之、畢了唱以警衆心、故以名之也。

訓読校了

昴は悴聚し、囚の牢獄に在るが如し。故に獄事を主る。昴は星なり。聚れば則ち憂ふ。故に名づけて昴と爲す。畢は邊夷・毛頭の類。天子の警畢するに、毛頭之を唱へ、畢了を唱へて以て衆心を警むるが如し。故に以て之を名づくるなり。

現代語訳校了

昴は密集して囚人が牢獄にいるようなので獄事をつかさどり、星が集まれば憂いが生じることから昴という。畢は辺境の夷人や毛頭の類に見立てる。天子の警蹕に際して毛頭が声を発し、警蹕の終了を唱えて人々の心を戒めることにちなみ、畢と名づける。

GT-400163・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

觜聚也爲白虎之鼻聚在虎觜鬚間故以爲名參共也雜金土之氣共行殺罰故名參

句読本文校了

觜聚也、爲白虎之鼻、聚在虎觜鬚間、故以爲名。參共也、雜金土之氣、共行殺罰、故名參。

訓読校了

觜は聚なり。白虎の鼻と爲り、聚まりて虎の觜鬚の間に在り。故に以て名と爲す。參は共なり。金土の氣を雜へ、共に殺罰を行ふ。故に參と名づく。

現代語訳校了

觜は集まる意で、白虎の鼻として虎の口とひげの間に集まるので名となる。参は「共」の意で、金と土の気を交え、ともに殺し罰する働きを行うため参という。

GT-400164・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

井精也盛水亭平精微之至此星象法度如水之平故名井鬼歸也陽歸於陰所以其內一星闇而不明鬼之象也故以爲名也

句読本文校了

井精也、盛水亭平、精微之至。此星象法度、如水之平、故名井。鬼歸也、陽歸於陰。所以其內一星闇而不明、鬼之象也。故以爲名也。

訓読校了

井は精なり。水を盛りて亭平、精微の至りなり。此の星、法度に象り、水の平らかなるが如し。故に井と名づく。鬼は歸なり。陽、陰に歸す。其の內一星、闇くして明らかならざる所以は、鬼の象なればなり。故に以て名と爲すなり。

現代語訳校了

井は精に通じ、水を満たせば水平となる精密さを表す。この星も法度が水面のように平らなので井という。鬼は帰に通じ、陽が陰へ帰る意で、内部の一星が暗いのは鬼の象だからである。

GT-400165・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

柳留也春秋傳曰或食於任柳一名任也祭祀鬼神合和五味留神靈也故以名之

句読本文校了

柳留也。春秋傳曰、或食於任柳。一名任也。祭祀鬼神、合和五味、留神靈也。故以名之。

訓読校了

柳は留なり。『春秋傳』に曰はく、「或いは任柳に食らふ」と。一に任と名づくるなり。鬼神を祭祀し、五味を合和して、神靈を留むるなり。故に以て之を名づく。

現代語訳校了

柳は留に通じる。『春秋伝』の「任柳で食する」とある任は柳の別名である。鬼神を祭り、五味を調えて神霊を留めるので柳と名づける。

GT-400166・巻4
本文 校了
原文翻刻校了

七星數七如鳥之衣覆上故以名之張開張也爲朱鳥之嗉有容納故主賓客也翼如六翮似鳥兩翅之飛故以名翼

句読本文校了

七星數七、如鳥之衣覆上、故以名之。張開張也、爲朱鳥之嗉、有容納、故主賓客也。翼如六翮、似鳥兩翅之飛、故以名翼。

訓読校了

七星は數七、鳥の衣の上を覆ふが如し。故に以て之を名づく。張は開張なり。朱鳥の嗉と爲り、容納すること有り。故に賓客を主るなり。翼は六翮の如く、鳥の兩翅の飛ぶに似たり。故に翼と名づく。

現代語訳校了

七星は七つからなり、鳥の羽衣が上を覆うようなので七星と名づける。張は開き張る意で、朱鳥の嗉として物を収容するため賓客を主る。翼は六枚の羽軸のようで鳥の両翼が飛ぶ姿に似るため翼という。

底本影印

国立国会図書館デジタルコレクションの公開画像です。画像を押すと高精細画像を別画面で開きます。

五行大義 第4冊 第18画像 画像を読み込んでおります
4冊・第18画像 / 37