第六論五事
第3冊 第28画像を開く(新しいタブ)原文翻刻校了
尚書配中央信者此是上古之書傳述帝王之言信誓之事靡不存焉可宗尚故如土有信以時生物四時所宗故以信配經卽常也亦云由也亦云法也述經由事故云由也理可法則故云法也常爲訓典故卽常也
句読本文校了
尚書配中央信者、此是上古之書、傳述帝王之言、信誓之事、靡不存焉、可宗尚。故如土有信、以時生物、四時所宗、故以信配。經卽常也、亦云由也、亦云法也。述經由事、故云由也。理可法則、故云法也。常爲訓典、故卽常也。
訓読校了
『尚書』を中央の信に配するは、これは上古の書にして、帝王の言、信誓の事を伝述し、存せざるなし。宗尚すべし。故に土に信あり、時を以て物を生じ、四時の宗とするが如し。故に信に配す。経は即ち常なり。また由と云い、また法と云う。経由の事を述ぶ、故に由と云う。理は法則とすべし、故に法と云う。常を訓典となす、故に即ち常なり。
現代語訳校了
『尚書』を中央の信に配するのは、これが上古の書で、帝王の言葉と信義・誓約の事柄を伝え、それらをすべて収めており、尊崇すべきだからである。それは土が信を備え、時節に従って物を生み、四季のよりどころとなることに似るため、『尚書』を信に配する。「経」は「常」を意味し、また「由」とも「法」ともいう。事柄の経由を述べるので「由」といい、道理が法則となり得るので「法」といい、変わらぬ教えを典籍とするので「常」という。
