徳性が表す色
第3冊 第4画像を開く(新しいタブ)原文翻刻校了
喜色猶然以出怒色怫然以侮欲色𭞺然以愉懼色薄然以下憂悲之色瞿然以靜誠智必有難盡之色誠仁必有可尊之色誠勇必有難懾之色誠忠必有可親之色誠潔必有難汙之色誠真必有可信之色其質色皓然固
句読本文校了
喜色猶然以出、怒色怫然以侮、欲色𭞺然以愉、懼色薄然以下、憂悲之色瞿然以靜。誠智、必有難盡之色。誠仁、必有可尊之色。誠勇、必有難懾之色。誠忠、必有可親之色。誠潔、必有難汙之色。誠真、必有可信之色。其質色皓然固
訓読校了
喜色は猶然として以て出で、怒色は怫然として以て侮り、欲色は𭞺然として以て愉しみ、懼色は薄然として以て下り、憂悲の色は瞿然として以て静かなり。誠に智あれば、必ず尽くし難きの色有り。誠に仁あれば、必ず尊ぶべきの色有り。誠に勇あれば、必ず懾れしめ難きの色有り。誠に忠あれば、必ず親しむべきの色有り。誠に潔なれば、必ず汚し難きの色有り。誠に真なれば、必ず信ずべきの色有り。其の質色は皓然として、固くして……
現代語訳校了
喜びの表情はゆったりと現れ、怒りの表情はむっとして人を見下し、欲望の表情は楽しげに喜び、恐れの表情は切迫して屈服し、憂い悲しむ表情は慌てたように静まる。真に智があれば究め尽くしがたい表情があり、真に仁があれば尊ぶべき表情があり、真に勇があればおびえさせがたい表情があり、真に忠があれば親しむべき表情があり、真に潔白であれば汚しがたい表情があり、真実であれば信ずべき表情がある。偽りのない表情は明らかで、確固として……。
