皇極と中央
第1冊 第34画像を開く(新しいタブ)原文翻刻校了
云日月星辰雲雨竝興也皇極數五在中央者皇王建萬國處中分別四方百官以治萬事畢理歲時成就職貢均等租稅五穀以供王事故在其中央中央之數本五也又云土居中央應五行之數若王者動不得中則不能建萬事故曰皇之不極是謂不建也
句読本文校了
云、日月星辰雲雨竝興也。皇極數五在中央者皇王建萬國處中分別四方百官以治萬事畢理歲時成就職貢均等租稅五穀以供王事故、在其中央中央之數本五也。又云、土居中央應五行之數若王者動不得中則不能建萬事故、曰、皇之不極是謂不建也。
訓読校了
日月星辰、雲雨竝び興ると云ふなり。皇極の數五、中央に在るは、皇王は萬國を建て、中に處りて四方を分別し、百官を以て治め、萬事畢く理まる。歲時成就し、職貢均等にして、五穀を租稅し以て王事に供す。故に其の中央に在り。中央の數は本と五なり。又た云ふ、土は中央に居り、五行の數に應ず。若し王者動きて中を得ざれば、則ち萬事を建つる能はず。故に曰はく、皇の極ならざる、是れ不建と謂ふなり。
現代語訳校了
五紀の働きにより、日・月・星辰と雲・雨がともに興る。皇極の数五を中央に置くのは、皇王が万国を建てて中央に位置し、四方を区分し、百官によって万事を治めるからである。歳時を整え、職貢を完成させて均等にし、五穀を租税として王事へ供給するため、皇極を中央に置く。中央の本来の数は五であり、土が中央に位置して五行の数に応じる。王の行動が中正を得なければ万事を確立できない。そのため「皇が極に達しなければ、これを不建という」と説く。
