◆ 御神占とは ― 神意を伺うということ
占いとは、本来、天の大神の御心(みこころ)を直に伺う、唯一無二の厳粛なる神事でございます。
『日本書紀』には、神功皇后が鮎を用いて天意を知り、国家の進むべき道を定められた記録がございます。
すなわち占いとは、統計学に基づくものではなく、また「当たる」「当たらぬ」を論じるものでもございません。
それは大神の御言葉として授かる、一つの未来を示す神託にほかならないのでございます。
この伝統は今も息づいております。たとえば皇居・宮中三殿において、大嘗祭に供する新穀を育む「斎田(さいでん)」の地を選ぶ「斎田点定の儀」では、亀卜(きぼく)をもって大神の御心を仰ぐことが、今なお厳粛に執り行われております。
当宮の御神占(ごしんせん)もまた、大陰陽師・安倍晴明公以来、千年以上にわたり宮中に秘伝されし正統の作法に則り、由緒正しく執り行うものでございます。
古来、国家の行く末を定め、歴代天皇陛下の日々の御振舞いをも導いてきたその叡智は、今も変わることなく、大神の御導きとして人々に授けられ、進むべき道を明らかにいたします。これこそ日本にただ一つ伝わる、正統の御神占でございます。