御守・神札・暦
土御門殿天社宮授与所
はじめての方には、毎月の道しるべを記した安倍晴明暦(運勢暦・御初穂料三百五十円)からご案内しております。
遠方にお住まいの方や、ご参拝の叶わない方へも、御守・神札・暦を郵送にてお頒ちしております。太一の御神徳を仰ぐ日々の守りとして、また一年を天地の巡りに添って歩む指針として、お受けいただけます。
天社宮(あまつやしろのみや)は、安倍晴明公より伝わる家学を受け継ぐ、陰陽道宗家の宮でございます。
神々のみなもとにまします太一をお祀り申し上げ、家学の理法により、安倍晴明暦を作暦しております。
宮号
天和二年(1682)、霊元天皇の勅宣により「天社宮」の尊称を賜る
家学
安倍晴明公より伝わる祭祀と作暦、太一陰陽五行の理を代々継承
納暦
春日大社様・伏見稲荷大社様をはじめ、京都を中心に全国の社寺の暦を奉製
陰陽道と申しますと、古の深奥な学問と思われるかもしれません。
しかし、節分に豆を撒き、暦の吉日を選び、初詣に祈りを捧げ、厄年に身を慎む。私どもの暮らしには、今も陰陽道の智慧が静かに息づいております。
天の運行を察して暦を編み、神仏の気の巡りから時と方位の吉凶を観じる。人々が天地の気に添い、心安らかな暮らしを送れるよう、祈りとともに受け継がれてきた教えの道でございます。
皆様の日々もまた、天と地の巡りのうちにございます。
曜日
日と月、そして火・水・木・金・土の五つの星。曜日を表す七曜の名には、天体と陰陽五行を結ぶ古い世界観が息づいております。
初詣
一年のはじめに社寺へ参る初詣には、年籠りや恵方詣などの習わしが重なっております。その年に歳徳神がまします方角を示す恵方も、陰陽道の暦が伝えてまいりました。
安倍晴明暦へ厄年
厄年は、人生の節目に身を慎み、災いを祓って次の歩みに備える年でございます。当宗家では、暦と星の巡りを観じ、厄年・凶年の祓を伝えております。
厄年・凶年早見へ卜占(ぼくせん)
卜占とは、神々のお働きがあらわれたしるしを読み、物事の吉凶や成り行きを占うことでございます。
日と月、星々、季節の巡り。
私たちの暮らしは、自然の神々のお働きの中にございます。
たとえば、日の神である天照大神。
その日の光は天地をあまねく照らし、暮らしを温め、草木や作物を育んでおります。
神様のお姿は見えずとも、そのお働きは、すでに日々のなかに現れ、感じられております。
自然を大切にする心は、そのまま神々を敬う心へとつながります。
陰陽道は、こうした自然の神々の巡りとお働きを、
陰陽と木・火・土・金・水の五行によって説き明かす学問でございます。
この陰陽五行の理は、私たちが生きる現世のみならず、冥界にも通じております。
「運がよい」「運が巡る」。
私どもが何気なく口にする、運。
運とは、神々の気の巡りと、
人の気との、
その時々の相性でございます。
吉運とは、人が神々の気の巡りに添っていることでございます。
自然の理に沿って暮らし、神々の気に自らを合わせていくことを大切にいたします。
たとえば、一粒万倍日は、善行が神々に認められる日でございます。
この日に善行を積み、御神徳をいただく。それも、神々の気の巡りに添う行いでございます。
御成敗式目には「神は人の敬によって威を増し、人は神の徳によって運を添う」とございます。
日々いただいている神々の恵みを知り、敬い、感謝と祈りを捧げることを大切にしております。
神社仏閣の祭祀において、神気の巡りを知り、日取りを定める暦は、大切なものでございます。
当家が作暦する安倍晴明暦も、多くの神社で、祭祀の日取りを定めるために用いられております。
太一 すべての神々と万物のみなもと
日本には、八百万の神々がおられます。
その神々にも、はじまりがございます。
天地いまだ分かれず、陰陽も生じぬ以前よりまします、ただ一つの神気。
すべての神々と万物のみなもとにまします、その御名を太一と申します。
その御名は、伊勢神宮の式年遷宮の折にも、旗に大書して掲げられます。
太一より陰と陽が生じ、陰陽より木・火・土・金・水の五行が生じます。
五行の神気は天地を巡り、季節を移し、万物を育み、
八百万の神々の御働きとなってあらわれます。
土御門家と伊勢との御縁により、天社宮へ納められた「太一」の書
皇大神宮禰宜 天見通命裔 荒木田武邦 謹書
太一神々と万物のみなもと
陰
陽
木
火
土
金
水
八百万の神々と万物五行の神気が、さまざまな御働きとなってあらわれる
運神々の気の巡りと、人の気との、その時々の相性
象巡りが形となってあらわれた、吉凶のきざし
天地の神気の巡りが、季節や方位、日々の吉凶となってあらわれたものを、象と申します。
その象を読み、日々の道しるべとして編むのが、安倍晴明暦でございます。
八百万の神々のみなもとにまします太一をはじめ、太陽、太陰など、自然の神々を敬い、
日々の暮らしの中で感謝と祈りを捧げます。
太一
北極星は方角の目印となり、その周りを巡る北斗七星は、季節や時の移ろいを知らせます。
当宮では、北極星と北斗七星に太一の御姿を仰ぎます。北の空に向かい、感謝と祈りを捧げます。
太陽
日の光は、暮らしを明るく照らし、暖め、草木や作物を育みます。
日々いただいている天照大神の恵みに感謝し、今日の安寧を祈ります。
太陰
月は夜空を照らし、その満ち欠けによって時の移ろいを知らせます。旧暦では、新月を迎える日から、新たなひと月が始まります。
その太陰の恵みに感謝し、祈りを捧げます。
日々の暮らしの中で神々を敬い、お近くの神社にも足をお運びください。
その土地に鎮まる神様にご挨拶し、日々いただく恵みに感謝して、家族や地域の安寧をお祈りください。
神札は、神様の御威光が宿りますよう祈りを込めて奉製するものでございます。
たとえば、太陽の神、天照大神の神札。その本体は、太陽でございます。
神札をお迎えし、家庭でも天照大神を敬い、その恵みに感謝と祈りを捧げます。
安倍晴明暦 八百万の神々の巡りを記す暦
その年の恵方、季節の節目、日々の吉凶と方位。
一年を巡る神々の気を、日々の暮らしの道しるべとしてお示しする暦でございます。
当宮では、安倍晴明公より伝わる家学の理法により、安倍晴明暦を作暦しております。
その暦法、選日、吉凶の解釈は、当宮に伝わる家学に基づくもので、
一般の暦とは異なるところがございます。
日々の暮らしに暦をお使いいただけるよう、記された言葉や印の意味を「暦の読み方」にてご案内しております。
安倍晴明暦は、お納め先の授与所にて、それぞれの社寺様の暦としてお頒ちいただいております。ここにご紹介するのは、その一部でございます。
春日大社様
奈良・御蓋山の神域に鎮まる、春日の古都を代表する大社。
伏見稲荷大社様
稲荷山に鎮まる、全国に広がる稲荷信仰の大社。
貴船神社様
水の神をお祀りし、生命の源への信仰を伝える貴船の社。
三十三間堂様
千体千手観音で知られる、京都・蓮華王院の本堂。
平安神宮様
平安遷都の歴史を伝え、京都の人々に親しまれる神宮。
京都晴明神社様
安倍晴明公をお祀りし、厄除・祈願で崇敬される京都の社。
日吉大社様
比叡山の麓に鎮座する、方除・厄除で崇敬される山王信仰の大社。
三嶋大社様
伊豆国一宮として崇敬され、源頼朝公ゆかりの古社。
石上神宮様
大和・布留の地に鎮座する、神剣信仰を伝える古社。
出羽三山神社様
羽黒山・月山・湯殿山の三山信仰を今に伝える社。
鞍馬寺様
鞍馬山に祈りと修行の道を伝える、鞍馬弘教の総本山。
阿倍王子神社様
熊野街道に鎮まる、熊野九十九王子ゆかりの大阪の社。
安倍文殊院様
安倍氏ゆかりの古刹で、国宝文殊菩薩を本尊とする寺院。
京都大神宮様
京都における神宮遥拝の祈りを伝える、お伊勢信仰の社。
ゑびす神社様
商売繁盛のえびす信仰で親しまれる、京の「えべっさん」。
月洲神社様
堺に鎮座し、夏祭の神楽獅子巡行を伝える地域の社。
伊尼神社様
丹波市氷上に鎮まる、西丹波一帯の尊崇厚い古社。
茨木神社様
茨木の氏神として、地域の祭礼と信仰を守る社。
若一神社様
平清盛公ゆかりの西八条殿跡に鎮まり、若一王子をお祀りする社。
本瀧寺様
能勢妙見山に祈祷・滝行・宿坊の信仰を伝える寺院。
白山神社様
白山信仰を受け継ぎ、地域の氏神として崇敬される社。
神宮寺様
若狭と奈良を結ぶ送水神事を伝える、神仏習合ゆかりの古刹。
天河大辨財天社様
大峯本宮として弁財天を祀り、芸能・水の信仰を伝える社。
神社本教
貴船神社様を含む各社へ、神道祭祀の暦としてお納めしております。
お参り・お申し込み
土御門殿天社宮授与所
はじめての方には、毎月の道しるべを記した安倍晴明暦(運勢暦・御初穂料三百五十円)からご案内しております。
遠方にお住まいの方や、ご参拝の叶わない方へも、御守・神札・暦を郵送にてお頒ちしております。太一の御神徳を仰ぐ日々の守りとして、また一年を天地の巡りに添って歩む指針として、お受けいただけます。
土御門殿秘法
古来より安倍晴明公の秘法をもって、土御門殿天社宮本殿にて月(太陰)が満ちる日に斎行いたします祈願祭でございます。願主さまの御名前、生年月日、御願意を太一の御前に奏上し、星の神々の徳を仰いで祈りを捧げます。御願意は、健康長寿、心願成就、家内安全、除災招福などを承ります。
御祈祷の後、奉製した御神札と御守をお届けいたします。
安倍晴明公の祓
解除は、お祓いの古い言い方でございます。神気の巡りが災いし、怪異や不調が重なっておられる方のために、象を読み解き、安倍晴明公より伝わる作法と太一の御神徳をもって、気の巡りを戻し、災厄を祓い清めます。
解除の儀は、月の改まる新月の日(旧暦朔日)に斎行いたします。
当宮の大祭、立春に斎行する泰山府君本命属星祭は、千年の昔から、安倍家(後の土御門家)が代々受け継いでまいりました祭祀でございます。
立春は、一年の気の巡りの始まり。暦では、数え年も、十二支も、厄年も、立春をもって改まります。
その神気の巡りの始めに斎行する星祭は、天地の気の巡りを調え、皇室の弥栄と国家の安泰を天へ祈るものでございます。
このほかにも当宮では、暦が示す天の気の節目ごとに、年間の祭祀を斎行しております。
土御門文書編纂所は、天社宮の祭祀と作暦を支える研鑽の機関でございます。伝来文書や古典の調査・翻刻、暦と陰陽道の解説を通じて、家学を次代へ伝えるための研究と公開を行っております。