背景

土御門殿秘法
厄除御祈祷

◆ 厄年と凶年

人は生まれながらにして、その人の運命を見守る「本命星(属星)」を授かっていると伝えられております。そして、この本命星を司るのが、暦において、恵方の神様でもございます、北斗七星の神「太一」でございます。

陰陽道の教えによれば、人の一生には「人生一代の厄年」と呼ばれる特別な時期が巡ってまいります。これは、暦同様、北斗七星(太一)の運行に基づいて定められ、災厄が寄り集まりやすい年齢とされております。

また、暦における九星術の「凶年」も、厄年同様に災厄の受けやすい年でございます。この「凶年」もまた、北斗七星(太一)の運行によって定まり、「八方塞り」「暗剣殺」「死線」、それぞれ別の事柄で凶が強いとされております。

当宮に伝わる安倍晴明公の尊き御教えには、このような厄年や凶年を迎えられた折に、人々の本命星を司る北斗七星の神「太一」へ御祈願を捧げることにより、人生に降りかかる災厄が取り除かれ、いかなる境遇にありましても、生まれ持たれた本命星が最も輝かしきものとなると伝えられております。

私どもは、一千年以上にわたり、この尊き御教えと北斗七星の神「太一」の御神体を大切に受け継いでまいりました。また、安倍晴明公より代々土御門家(安倍家)のみが継承してきたこの祭祀は、歴代の天皇家や各時代の将軍家が天の神々へ願いを捧げてきた由緒正しきものでございます。こうした古来の伝統を守り抜きながら、今なお変わらぬ思いで謹んで執り行わせていただいております。

◆ 立春(鬼門)と数え年

明治維新以降、日本ではグレゴリオ暦を採用し、イエス・キリストの降誕から数えて八日目を新年の始まり(1月1日を)といたしました。しかし、それ以前の日本を含む東洋諸地域では、太陽(陽)と月(陰)の周期に基づく太陰太陽暦(陰陽暦)が用いられ、天地陰陽の理に即して、一年の切り替わりは、「立春」でございました。

立春とは、太陽黄経が315度に達する(冬至と春分のちょうど中間)時期であり、同時に北斗七星の柄(え)が冥界と地上世界を繋げる「丑寅(鬼門)」の方向を指す節目とされております。このとき、恵方の神様である「太一」をはじめ、太歳神(木星)・大将軍(金星)・大陰神(土星)・歳刑神(水星)・歳破神(土星)・歳殺神(火星・金星)・黄幡神(羅睺星)・豹尾神(計都星)など、暦において、日月星辰の神々の配置が切り替わりいたします。

そのため、現代でも社寺様で頒布される暦において、恵方(えほう)や干支(えと)、数え年は、日本古来の天地陰陽の理に則り、立春を一年の境目とする形が古来より採られております。厄年についても同様に、立春をもって切り替わるのが習わしになっております。

なお、陰陽寮の必読書である『五行大義』によりますと、「丑(ちゅう)」は地中で種が発芽の準備をする時期を表しています。表面は静かでも、内部でエネルギーを蓄える「潜在的な成長」の象徴とされます。

一方、「寅(いん)」は「春の始まり」を象徴し、草木が芽吹いて生命力が盛んになる時期です。冬の間に閉じていたエネルギーが解放され、新たな活動が始まる転換点とされています。

星守(令和七年用)

厄除来福祈願守

人の世に生を受けしすべての者は、それぞれの生年月日により、北斗七星(太一)が司る運命の星――本命星(属星)を天より授かっております。

当宮が謹んで奉製いたします「星守」には、安倍晴明公より継承する秘法をもって、本命星と令和七年に巡行する日月星辰の神々が相魁することによって生じる災厄から守護する御神力が宿っております。

この「星守」を常に身近にお持ちいただき、北斗七星(太一)へ祈りを捧げることで、本年はあらゆる災禍を遠ざけ、本命星をより旺盛ならしめ、福運を招き寄せる一年となりましょう。

いかなる境遇にありましても、その方が生まれ持つ本命星(属星)が最も輝きを増し、魂魄が本来の平静へと還るよう、心より御加護を祈念申し上げます。

星守お守り


令和七年 厄年・凶年一覧

厄年・凶年早見計算

立春は、太陽の動きによって決まるため、
生まれた年の立春が二月三日や二月五日になることもございます。
下記の計算機を用いることで、天地陰陽の理に則った正確な数え年が計算できます。

性別

生まれた年

生まれた月日

数え年: -
本命星(属星):
本命星
九星本命: -
厄年: -
死線: -
八方塞がり: -
暗剣殺: -


厄除御祈祷申込方法のご案内



厄除祈願のお申し込み

次回日時

令和七年五月二十七日(旧五月一日 新月)

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