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お知らせ

令和七年 名越祓・八朔祈祷祭のご案内

平素より天社宮ならびに土御門史跡への温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

 

この度、安倍晴明公より伝承されました古式泰山府君祭に基づき「名越祓・八朔祈祷祭」を斎行いたします。

 

天社宮は、陰陽道宗家として霊元天皇より日本一社として賜った宮号であり、天の最高神である太一神(たいいつしん・北斗七星)をお祀りする日本で唯一の特別な神社でございます。古来より太一神は天皇家において篤く信仰され、現在も伊勢神宮の遷宮では太一神の幟が掲げられております。

 

 

水無月の「名越祓(夏越祓)」と大晦日の「大祓」は、古代中国、朝鮮などより伝来し、天の神への行儀を基として我が国で形態が整えられました。往古より朝廷陰陽寮における大変重要な大祓行儀として、平安京では鴨川の河原等に祭壇を設け「河臨祭(かりんさい)」として貴族たちの参列のもと、国家の行儀として続けられてまいりました。鎌倉幕府でもこれに習い、片瀬の浜や宇治川、琵琶湖唐崎などにおいて斎行されてきました。

 

また「八朔」は八月一日を指し、実りの秋を迎える前の大切な時期にあたり、作物が無事に成長し、豊かな収穫を迎えられますよう願う農耕神事としての意味が込められております。このように「名越祓」と「八朔祭」は、日本の人々の暮らしに深く根ざし、心身の浄化と豊穣への祈りを表す神事として、大切に受け継がれてまいりました。

 

つきましては、この古代伝統と安倍晴明公の秘伝のご霊験の尊さを一人でも多くの方々に浴していただけるよう、皆様方のご参列を賜りたくお願い申し上げる次第であります。ご参列および御祈祷をご希望の方は、下記にてお申し込みくださいますようご案内申し上げます。

 

名越祓・八朔祈祷祭のご案内