暦の読み方

暦の読み方

自然の巡りと神々の御はたらきを感じるために

暦は、流派によって異なります

暦は、流派や作暦者によって、吉日・凶日の日取りも、方位も、その意味の読み方も異なります。このページに記しますのは、安倍晴明公より当宮が受け継ぐ、家学の読みでございます。

安倍晴明暦は、日本の暦の源流に立ち、代々、太一のもとで作暦されてきた、ただ一つの暦でございます。

暦を読むうえで、大切なこと

暦を読むうえで大切なのは、吉日の名に一喜一憂することではなく、その日に巡る気の流れ、すなわち神々の御はたらきを感じることでございます。

吉日には、吉日に巡る気にふさわしい心と行いがございます。その流れに沿って歩むためには、善き心であろうと努め、自らの心を日々育てていくことが大切でございます。

暦は、吉凶に心を振り回されるためのものではございません。自然の巡りに身を沿わせ、神々の御はたらきに心と暮らしを合わせていくための道しるべでございます。

御成敗式目に書かれた言葉がございます。

「神は人の敬によって威を増し、人は神の徳によって運を添う。」

暦に沿って暮らすことは、日々、神々へ敬いを重ねることでございます。その敬いに、神々の御守護と運が添う。御成敗式目は、そのことを教えております。

暦には、何が書かれているのでしょう

現代の暦を見ると、日付と曜日が中心でございます。
けれども古来の日本の暦には、その日その日に巡る気のありようが記されておりました。

たとえば、暦には次のようなことが記されております。

  • 干支(かんし)
    天の巡りを表す十干と、地の巡りを表す十二支を組み合わせたもの。
  • 選日(せんじつ)
    一粒万倍日、天赦日、神吉日など、特別に縁ある日のしるし。
  • 十二直(じゅうにちょく)
    月建をもとに、建・除・満など十二の言葉で、その日の営みの目安を示す暦注。
  • 二十八宿(にじゅうはっしゅく)
    天の道を二十八の宿に分け、日月の運行に照らして営みの目安を読む暦注。
  • 九星(きゅうせい)
    一白から九紫まで、九つの星のしるしで、その日の気の巡りを見る暦注。
  • 二十四節気(にじゅうしせっき)
    季節の移り変わり(陰陽の割合)を知るための区切り。
  • 吉凶方角
    天地の気の巡りにおいて、その日に気を向けるべき方位、慎むべき方位の目安。

これらは、「今日という日は、どのような日なのか」を知るための手がかりとして、古くから大切にされてまいりました。

暦をひらくということ

暦をひらくとは、その日に巡る神々の気の流れを知ることでございます。

その気に逆らうのではなく、
然るべき時に祈り、然るべき時に感謝し、
然るべき時に慎みをもって過ごす。

暦は、天地の気がいまどこにあり、どのように働いているかを知らせ、
進む時、納める時、慎む時、祈る時を選ぶための道しるべでございます。

何をする日かで、見るしるしは変わります

その日その日に、神気の巡りに沿う営みがございます。

お参り・祈願
神吉日、天赦日。甲子・己巳・庚申の縁日。旧暦の一日(ついたち)・十五日と、ご自分の十二支の日。
新しく始めること
天赦日、一粒万倍日。慎み側は、不成就日。
慶びごと・家族の営み
天恩日、母倉日。
旅行・遠出
往亡日と、天一神・大将軍・金神の方位。
引越し・建築・土を動かす作業
犯土、地火、天火と、方位。住まいを整えるには月徳日。
納めごと・整理・見直し
成就日。十方暮や八専は、足元を整える期間。

暦を読む、基本の順序

一、季節を見る。二十四節気で、一年のどの節目にいるかを確かめます。

二、その日の気を見る。日の干支と、九星を確かめます。

三、営みの目安を見る。十二直と二十八宿で、その日に向く営み、慎む営みを確かめます。

四、しるしを重ねる。天赦日や一粒万倍日、不成就日などの選日を確かめます。重なるときの受け取り方は、次の節の通りでございます。

五、方位を確かめる。旅行・引越し・造作など、方向を伴うときは、天一神・大将軍・金神の方位を確かめます。

この順序は、初めての方が暦面で迷わないための道順でございます。

しるしが重なる日は、どう読むのでしょう

暦のしるしは、一日に一つとは限りません。たとえば、一粒万倍日と不成就日が、同じ日に重なることがございます。

このようなとき、どちらか一方だけを取って、その日を吉か凶かと決めるのではございません。万倍に育てたい善き種を思い定めながら、事を急がず、動機と準備をもう一度確かめる。二つのしるしは、そのように重ねて受け取ります。

このように、しるしの名に吉凶の答えを求めるのではなく、季節の気、その日の干支、そして自らが行おうとする事柄を合わせて、その日の過ごし方を読む。これが、暦の読み方の要でございます。

実際の一日を、読んでみましょう

たとえば、令和八年八月二十三日の暦面を、基本の順序で読んでみます。

一、季節 この日は処暑(しょしょ)。暑さの納まりはじめる節目でございます。

二、その日の気 日の干支は己巳(つちのとみ)、九星は七赤金星でございます。

ご自分の九星・干支と、その日との相性を見る

日々の運勢とは、天地を巡る八百万の神気と、人の気との巡り合わせでございます。その日の気は、万人に同じに巡ります。けれども、受け取る人の気、すなわち生まれ日の干支と生まれ年の九星によって、響き方は変わります。ご自分の気を確かめて、下の三つの表をご覧ください。

生年月日 

※ 家学では、干支は生まれ日で、九星は生まれ年で見ます。立春(二月四日ごろ)より前のお生まれは、前の年の九星として扱います。

十干の相性(干支の上の字)
わたし\その日
比和比和退気退気死気干合殺気殺気生気生気
比和比和退気退気死気死気干合殺気生気生気
生気生気比和比和退気退気死気干合殺気殺気
生気生気比和比和退気退気死気死気干合殺気
殺気殺気生気生気比和比和退気退気死気干合
干合殺気生気生気比和比和退気退気死気死気
死気干合殺気殺気生気生気比和比和退気退気
死気死気干合殺気生気生気比和比和退気退気
退気退気死気干合殺気殺気生気生気比和比和
退気退気死気死気干合殺気生気生気比和比和
十二支の相性(干支の下の字)
わたし\その日
比和支合三合三合
支合比和三合三合
比和三合三合支合
比和三合支合三合
三合比和三合支合
三合比和支合三合
三合比和支合三合
三合支合比和三合
三合三合支合比和
三合支合三合比和
三合支合三合比和
支合三合三合比和
九星の相性
わたし\その日一白二黒三碧四緑五黄六白七赤八白九紫
一白比和殺気退気退気殺気生気生気殺気死気
二黒死気比和殺気殺気比和退気退気比和生気
三碧生気死気比和比和死気殺気殺気死気退気
四緑生気死気比和比和死気殺気殺気死気退気
五黄死気比和殺気殺気比和退気退気比和生気
六白退気生気死気死気生気比和比和生気殺気
七赤退気生気死気死気生気比和比和生気殺気
八白死気比和殺気殺気比和退気退気比和生気
九紫殺気退気生気生気退気死気死気退気比和
ことばの手引き
十干・九星の表のことば
干合(かんごう)陰と陽が引き合う、和合の結び。
生気(せいき)日の気が、わが気を生かし養う巡り。力をいただく日。
退気(たいき)わが気を注ぎ、日の気を生かす巡り。施しに向く日。
比和(ひわ)同じ気が重なる巡り。勢いは増しますが、偏りにも心を配ります。
死気(しき)わが気が、日の気を剋(こく)す巡り。押しが利く一方、気を遣います。
殺気(さっき)日の気が、わが気を剋す巡り。引き締めとして、慎み整えます。
十二支の表のことば
支合(しごう)支と支が結び合う和合。
三合(さんごう)三つ組の支が、引き立て合う結び。
冲(ちゅう)真向かいの支と向き合う、動きの大きい巡り。
刑・害・破(けい・がい・は)摩擦の生じやすい組み合わせ。急がず、丁寧に。
平(へい)特別な関係のない、平らかな巡り。

干と支とで、異なる顔が出ることもございます。重なるときの心は、「しるしが重なる日」の節の通りでございます。

三、営みの目安 十二直は収(おさん)。納め、取り入れる営みに縁のあるしるしとされます。二十八宿は房(ぼう)。古来、吉事に良いとされる宿でございます。

十二直と二十八宿の一覧を見る
十二直の吉凶
目安
建(たつ)建設の神意がめぐる日。新しい事業、家造り、移転に吉。破壊的な事業は神意に逆らい凶とされます。
除(のぞく)百の凶を除き去る日。障りを取り除き、建設の支度を整えるに吉。建設的な事業にも吉とされます。
満(みつ)万物が満ちる日。建設的な事業を営むに吉。神祭・家造り・移転・婚礼・種蒔きに吉、破壊的な事業は凶です。
平(たいら)万物を平等に分ける平和安泰の日。万事過不足なく運びやすく、家造り・移転・婚姻に吉とされます。
定(さだん)すべてが定まり落ち着く日。神事・祭礼・屋作り・移転・嫁娶に吉。建設的な事業を起こすことは忌むとされます。
執(とる)定まったことを執り行う日。物を受け取るに吉、渡すに凶。経営・種蒔き・納財交易・開市は忌むとされます。
破(やぶる)衝き破る気のめぐる日。取り壊しなど破壊的な整理ごとに宜しく、建設的な事業・移転・種蒔きは凶。邪気を払い祟りを鎮める祈りに吉とされます。
危(あやぶ)何事にも注意すべき日。季節により伐木・猟・魚取りには宜しとされますが、万事慎重に過ごすのが良い日です。
成(なる)慎重に備えてきたことが成る日。万事成就するとされ、神事祭礼・屋作り・移転・開業・婚姻に吉です。
収(おさん)成ったものを収め納める日。開の神が福を降すとされ、土を動かすこと・家作り・蔵入れ・集金などに吉です。
開(ひらく)収めたものを開き、世のために用いる日。蔵開き・婚礼・田開きに吉。建設事業は忌むとされます。
閉(とづ)閉じて守る日。出すことを節し、蓄えを守って次の建設に備えます。墓を建てるに吉、その他のことは忌むべしとされます。

※ 安倍晴明暦の解説面「十二直の吉凶」に拠ります。暦面には、建神・除神のように記されております。

二十八宿の吉凶
宿目安
大吉角(かく)・房(ぼう)・斗(と)・壁(へき)・畢(ひつ)・觜(し)・鬼(き)建築・家作り・田畑仕事は福禄を増し、家内繁昌。万事何事にも良く、結婚・酒造などは大吉です。
中吉心(しん)・尾(び)・奎(けい)・婁(ろう)・胃(い)・張(ちょう)・翼(よく)・井(せい)神祭・入宅・移転に吉、造作や婚礼・門入りにも良い中吉の日。ただし着物の裁断と埋葬は慎むべしとされます。
小吉箕(き)・女(じょ)・虚(きょ)・危(き)・室(しつ)・星(せい)・軫(しん)田地の買収などには利のある小吉の日。ただし総じて控えめにするのが良策とされます。
不吉亢(こう)・氐(てい)・昴(ぼう)・参(しん)・柳(りゅう)・牛(ぎゅう)万事慎むべき不吉の日。結納・婚礼・金銭を納めること・開門造作などは大凶とされます。

※ 安倍晴明暦の解説面「二十八宿の説明」に拠ります。宿の配当は、晴明公以来の家学に拠ります。

四、しるし この日は上神吉日、そして弁財天さまの縁日・己巳。同時に、不成就日でもございます。

五、方位 遠出や移転を控えた日であれば、あわせて方位を確かめます。

読み合わせ お参りと感謝ごとには、縁の深い日。新しい始めごとは、不成就日の慎みを受けて急がず、動機と準備を確かめる日。納めごと・整えごとには、収のしるしが沿う日、と読めます。そこへ、ご自分の九星・干支と、その日の気との巡り合わせが重なります。同じ日でも、響きは人それぞれでございます。上の相性の表で、お確かめいただけます。

暦に記される縁ある日

神気がひらき育てる日もあれば、慎み整える日もございます。どの日に、どの神気が巡るのか。当宮の暦のしるしを、以下に記します。

気をひらき、育てるしるし

天赦日てんしゃにち
天の神さまが、すべての過ちを赦してくださる、暦で第一の吉日でございます。過ちを省みて改め、善き営みへ歩み出す日として受け取ります。
一粒万倍日いちりゅうまんばいび
神さまが、まいた善行の一粒を、やがて万倍の実りへ育ててくださる日でございます。利得だけを願うのではなく、陰徳・慈悲・善事という、万倍に育てたい善き種をまく日でございます。
神吉日かみよしにち
お社へ参り、神棚を清め、日頃の御守護へ感謝を捧げる日でございます。当宮の暦には、上神吉日・中神吉日・下神吉日の別がございます。上は神事に最も良い日、中は参拝や祈願と心静かに整えることに、下は日々の感謝と身近なお社へのお参りに向きます。同じ日に重なって巡ることもございます。
天恩日てんおんにち
天の神さまからの恩恵に、感謝を捧げる日でございます。慶びの営みと、人を養い助ける心を大切にする日として受け取ります。
成就日じょうじゅび
神さまの御加護のもと、積み重ねてきた営みを結ぶ日でございます。成就へ向けて、心を尽くします。
天徳日てんとくにち
天の神さまの御神徳にならい、善き行いを積む日でございます。私欲に偏らず、人を助ける行いを大切にいたします。
月徳日がっとくにち
月の神気が巡り、住まいと暮らしを整える日でございます。月の徳が巡る日として、住まいや道具を修め、日々の営みを整えます。
月徳合がっとくごう
月の神気と日の気が和合し、人との縁と調和を整える日でございます。月の徳と日の気が和合する日として受け取ります。
母倉日ぼそうにち
神さまが母のごとく、命と営みの根を育んでくださる日でございます。その季節の気を生み養う働きを「母」と仰ぎ、命や営みの根を育てます。
三輪宝さんりんぽう
天地の神々と祖霊に、感謝を捧げる日でございます。天地万物の根源を敬い、いただいた恩沢へ感謝いたします。
社日しゃにち
土地の神さまをお祭りする日でございます。春には五穀の生育を祈り、秋には実りを感謝いたします。

慎み、心と行いを整えるしるし

不成就日ふじょうじゅび
神さまが、急がず足元を整えよと諭される日でございます。動機・準備・見落としを、もう一度正します。何もかもが失敗する日と決めつけるものではなく、すでに続けている善き営みまで退ける日でもございません。
天火てんか
天の火の神気が巡り、神さまが火の元への心配りを教えてくださる日でございます。火の気の動きに心を配り、火を用いる営みを丁寧に見直します。
地火じか
地の火の神気が巡り、神さまが土を動かす営みを慎めと戒めてくださる日でございます。地の内にある火の気に心を配り、造作の段取りと安全を見直します。
往亡日おうもうにち
季節の神気が入れ替わる時、神さまが遠出の道のりを確かめよと諭される日でございます。大きな移動は、行程と安全を十分に確かめてから歩みます。
十方暮じっぽうぐれ
神気の巡りが読みにくい時、神さまを頼りに足元を整える十日間でございます。計画・連絡・時間・足元の安全を整えます。
八専はっせん
天と地の神気が重なり合う時、神さまが視野の狭さを戒めてくださる日々でございます。気の強さを恐れるのではなく、偏りを戒め、心を広く保ちます。
三伏さんぷく
夏の火の神気が極まる時、神さまが身体への労わりを教えてくださる三日でございます。初伏・中伏・末伏の三日をいい、夏の節目として身を労わります。
犯土ぼんど
土の神さまを敬い、土を掘る・動かす作業を慎む期間でございます。大犯土・小犯土の間、土地への敬意と安全を確かめます。
月殺日げっさつにち
月の神気が衰える時、神さまが大きな始めごとを慎重に見よと諭される日でございます。月ごとの配当による日で、その名だけで一日のすべてを凶とするものではございません。
劫殺日ごうさつにち
神さまが、強引な行いを戒めてくださる日でございます。利を急がず、周囲との和を大切にいたします。
災殺日さいさつにち
神さまが、災いへの備えを教えてくださる日でございます。災いを決めつけて恐れるのではなく、身の回りの安全を整えます。

神の巡行に心を向ける期間

恵方えほう
太一の神気の徳が、その年に向かう方角でございます。歳徳神(としとくじん)のまします方で、古くは「明の方(あきのかた)」とも申します。年のはじめの恵方詣のように、この方へ向かう営みに縁の良い方角でございます。その年の恵方は、暦の初めの方位の図に記されております。
天一神てんいちじん
星の神・天一神が、天と地とを巡りながら方位を守られる神でございます。地におられる四十四日は、八つの方位を六日・五日と順に巡られ、おられる方へ向かうことを慎みます。癸巳(みずのとみ)の日からの十六日間は天へ上られます。これを「天一天上」と申し、方位の慎みが弱まる期間として受けます。この間は、家の内、ことに中央を清浄に整えて過ごします。
大将軍だいしょうぐん
太一の宮を守る星の神・大将軍が、方位を三年ずつ治められます。大将軍のおられる方への大きな造作や移転は慎みます。年の居所を離れ、各方を五日ずつ巡られる遊行(ゆぎょう)の間は、その慎みが和らぐと伝えます。
金神こんじん
金の気を司る強い神・金神が、年ごとに方位を移られます。金神のおられる方を犯すことを、古来、深く慎みます。金神が居所を離れて巡られる遊行の間は、慎みが和らぐと伝えます。

神仏との御縁の日

甲子きのえね
大黒さまとの御縁が深まる日でございます。六十日にひと巡りする甲子の日は、大黒さまの縁日でございます。年の初めの甲子は「初大黒」と申します。実りと家の恵みへ、感謝を捧げます。
己巳つちのとみ
弁財天さまとの御縁が深まる日でございます。巳の日は弁財天さまの縁日、なかでも六十日にひと巡りする己巳の日を殊に大切にいたします。財と芸事の御縁を、大切にいたします。
庚申こうしん
帝釈天さまとの御縁の、身を慎み、心を省みる日でございます。六十日にひと巡りする庚申の日には、古来、夜を徹して身を慎む庚申待(こうしんまち)の風習が伝わります。行いを省み、心を清めて過ごします。

日々に巡る、営みの目安

十二直じゅうにちょく
建(たつ)・除(のぞく)・満(みつ)など、十二の神さまが日々に巡り、営みの目安を示します。当宮の暦面には、建神・除神・満神のように記されております。立てる日、祓う日、満ちる日。名の意のままに、その日に向く営み、慎む営みを読みます。
二十八宿にじゅうはっしゅく
天をめぐる二十八の星の宿が、一日に一つずつ、日々に配されます。房(ぼう)・鬼(き)・奎(けい)など、星の宿の名で記されます。月ごとの巡りから定まる十二直に対し、二十八宿は星の並びを順に巡ります。営みの吉凶の目安として読みます。
九星きゅうせい
一白から九紫まで、九つの星の気が、日々と年月に巡ります。一白は水、九紫は火のように、九つの星はそれぞれ五行の気を帯び、その日の気の宮を示します。

これらのしるしは、どれか一つで日のすべてを決めるものではございません。季節の気、その日の干支、十二直や二十八宿に、行おうとする事柄を合わせて、神気と人の気が調う道を読みます。

暦は、暮らしの道しるべ

縁ある日には感謝して事を始め、慎むべき日には心静かに身を正す。
これが、暦とともに生きる基本でございます。

慌ただしい現代の暮らしの中で、暦をひらく時間を持つ。
その静かなひとときが、天地の神々と繋がる時間となります。